近代の労働観 (岩波新書 新赤版 584)

著者 :
  • 岩波書店
3.57
  • (8)
  • (10)
  • (22)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 173
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004305842

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本書で展開されている議論を多少なりとも深く理解しようとするなら「フーコーを読め」ということになりそう。

    「近代の労働観」に関する議論には、具体例や思想的文脈の提示がほとんどなく、文脈を離れて使用される概念/キーワードは非常には大雑把・浅薄な印象を受ける。

    哲学的にはともかく史学的もしくは社会学的には、近代化の過程で形成される「労働観」「規律」について、その変遷過程の例示、変遷の原動力に関する考察が求められよう。

著者プロフィール

今村 仁司(いまむら・ひとし):1942-2007年。岐阜県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。元東京経済大学教授。専攻は社会思想史、社会哲学。

「2024年 『資本論 第一巻 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今村仁司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×