- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004308171
作品紹介・あらすじ
食料生産は長いこと自然の中で営まれてきた。ところが、近年、バイオテクノロジーなど先端技術の開発によって、その姿が劇的に変わりつつある。当り前になってきた先端技術による食料生産の実情をレポートするとともに、食の安全を考える契機ととなったBSE(狂牛病)やサプリメントの問題にも言及して、食の世界の今後のあり方を考える。
感想・レビュー・書評
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ちょっと前の本になるけど、口蹄疫やBSE、遺伝子組み換え食品など、ちょっとわかった気がした。
食べる方が選ぶ基準と意識を持って食べなければならないなぁ。 -
BSE(いわゆる狂牛病)やそれに関連する病気、遺伝子組み換え産業に関する本。
2002年とやや古い印象だが当時の最先端だったのだと思う。
基礎知識が全然ないだけに、流通産業の存在の大きさというものを初めて実感。
安ければ、早ければ(入荷が)いいという風潮が流通産業、ひいては第一次産業の効率化を促進しているといわれても、わかっても難しい。消費者もそこまでゆとりがあるわけではない。
だから、消費者も自分がどの領域に重きを置く(お金をかけられる)かを自分で決める必要があるのだろう。
そのために基礎的な知識を得るツールとして新書は便利だと思う。 -
食料を生産する仕事は、農作物であれ家畜であれ、一つの生命産業である。
という後書きが印象に残った。
新しい技術で生産性を高めることは、これからの食糧危機を目の前にすると必要なことだが、農薬、遺伝子組み換え、クローン、山の中の魚なんかの問題は、受け入れるまで多くの時間を使わなくてはいけないと感じた。
またカット野菜やサプリメントなど、消費者が食生活に関心を失ってきていることは問題である。
食を通して、文化を学ぶことを行わなければいけないと感じた。 -
使える新書 教養インストール使える新書21世紀の論点編
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「スローフードな日本」もよかったけど、
こちらもかなりおすすめです。
「へー」「うそー」のオンパレード
間違いなし。
あまりにもお皿の外のことを
知らなさすぎた自分を反省。
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農学部の人は必読。やと思う。昨今の様々な食料(食糧)問題について書いてあります。BSE,GMP(遺伝子組み換え食物)などがキーワードでしょうか。