- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310051
作品紹介・あらすじ
「会社法」は上場企業から中小企業まで三〇〇万社以上ある日本の企業の基本法だ。「株式会社」という仕組みが圧倒的に普及し、「コーポレート・ガバナンス」の重要性に対する認識が国際的に高まる中、会社をめぐる環境は激変している。新法制定の背景と内容をわかりやすくコンパクトに解説しながら、会社の未来を展望する。
感想・レビュー・書評
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新会社法制定を機に執筆された会社法の入門書。一般的な教科書では簡単にしか記述されていない点についても詳しく説明されていますので、併読すると立体的な理解が得られるよう工夫されていますし、新書ながらかなり高度な水準の内容まで盛り込まれています。(特にエクイティ・ファイナンスの部分)
思うに、本書の読者層は学生などの初心者というよりも会社実務を知っている人間が会社法の知識をインプットするニーズを想定している気がしますし、そういう人間にとって会社法の法制度の制度趣旨や立法論を理解するのに有益な視点をもたらしてくれるでしょう。
大学の教科書を水で薄めただけの入門書、図表の多用でいかにも分かりやすく装飾しているだけのビジネス書が氾濫する中、会社法だけでなく他の法律の分野でもこういう本格的な入門書がたくさん出てくると嬉しい限りです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会社法改正に併せて改訂された本。著者は会社法の大家である教授。機関から資金調達等まで会社法の論点を網羅している。エクイティファイナンス、デッドエクイティスワップ、各種株式(例えば全部取得条項付種類株式)の内容から新株発行の問題点(例えばライブドア問題)まで書かれており初学者から既習者まで勉強になる。ただし、取締会等の機関の所はわかりにくかった。弘文堂から出版されている著者の会社法を読む前の一ステップとして読んでも良い本である。
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丸々素人にはちょいと内容が難しかった。でも再読したい。
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フォトリーディング&高速リーディング。
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新版が出たので、会社法成立の背景をより知りたくて、敢えて旧版を読んでみましたが、この読後感は芦部憲法に近いです。分かったつもりになる感覚。たんまり会社法の関連書籍を積んでいるので、まだまだ分かってないんだと謙虚に読み進めていきます。
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株式会社に関する諸事
現在の会社を知るための入門書 -
素人には難しすぎた。会社法がどんなもので、株式会社がどんなものかがわかったような気がする。しかし、ほとんど頭に入ってこなかった。
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済
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■会社法のテキストの新書版のような本。
■すでに一通り会社法を勉強したことのある人にとっては,
得るものは少ないだろう。
■しかし,はじめて会社法を勉強する人にとっては,
入門書として敷居が高いかもしれない。
・もっとイラスト豊富な入門書の方がイイと思います。 -
小宮が熟読対象としてまでベストと推薦