- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004311966
作品紹介・あらすじ
乱高下する為替相場、急激に後退する景気、止まらない株価の下落。揺れ動く世界経済を読み解く鍵は、国際金融にある。本書は、理論、仕組み、歴史の三つの側面から、国際金融の基礎を解説する。コンパクトでわかりやすい好著として定評ある旧版をアップデート。必須の知識が、この一冊で得られる。
感想・レビュー・書評
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前作以降改定された国際収支についての説明と国際金融の重要な事件や背景などを説明した一冊です。私にはちょっと難しかったですがメモを取りつつ何とかある程度は吸収できたと思います。
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国際金融の概念について知れる本。
為替は為替レートにもとづく通貨の交換のことを意味すると思っていたが、その定義は遠隔地に対する送金のことだと知った。為替は、現代だけの概念ではなく、たとえば江戸時代に大阪の商人が江戸の商品を購入するとき、現金を大阪から江戸に運ぶことなくお金を送金する手段であった。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705826 -
お金
経済 -
内容はそれほど難しくないが、読むのに意外と時間がかかるのはなぜだろうか。
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国際金融をわかりやすく新書にまとめている。これはよい。
外国為替の固定相場制と変動相場制って結局どっちがよいのかということが最後に結論として書かれている。変動相場制は期待したほどの効果はなかったかもしれないが、固定相場制に比べれば国際的な金融の変動に対して有効に機能したというのが筆者の結論。また、固定相場制だと自国の金融政策を有効に行うことができないということをわかりやすく説明していて、ははぁなるほどと思った。
とはいえ、変動相場制も各国の(特に強国の)恣意により、あるべき姿とは乖離しているようにも思え、なんとかならんもんかなと素人的には思う。 -
本書は、国際金融の基本的理解の入門書であるが、専門的内容にもかかわらずわかりやすい。
「国際金融と外国為替」や「国際収支と国際金融」などの専門的知見などを身につけることはそうそうはできるものではないと思うが、本書を読んで、その基本的構造についてはある程度はわかったように思えたし、「円高」等の経済ニュースを読んでも、その構造と持つ意味が理解できるようになったと思えた。
本書は、経済について興味がある者にとっては、最良の入門書であると思う。 -
一月前ぐらいに読了.
続けて読んでるとだんだん印象が薄れていく. -
『201202 経済強化月間』
これは精読必須。
特にユーモアはなく著者の私見を交えることもない、淡々と国際金融の仕組みや用語の解説に終始している。今時は少なくなりつつある、教科書的な新書らしい新書。
初心者の私にはあまり語れることはないが、恐らく国際金融の初歩は網羅していると思われる。
他のいろんな経済・金融関連書籍を読んで、もう一度この一冊に戻ってこよう。