5G 次世代移動通信規格の可能性 (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004318316

感想・レビュー・書評

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  • 5Gへの期待と可能性のポイントが掴めた。

    HUAWEIをやたら持ち上げた記述は何の意図か?

  • はじめて5Gの何たるかを知った。超高速・大容量などが特徴で、携帯だけでなく工場などIoTの利用も考えられる。特にローカル5Gが面白い。工場・敷地内で自前のローカル回線を持てる。おそらくセキュリティも高い。ミリ波は近距離なので基地局は光回線で結ぶという。医療用・都市監視など。
    p,16-17 5Gの周波数帯
    ・ハイバンド 24GHz以上
    ・ミッドバンド 1-6GHz
    ・ローバンド 1GHz以下
    ハイバンドは基地局の設備投資がかかる。ミッドバンドとローバンドは現在の延長だが、「すごい」は実現できない。
    p.19 5Gの高い周波数で半径数百メートルしか電波が届かない。基地局は有線の光回線で接続される。
    p.28-29 ローカル5G
    ・自前で5Gを接続できる。工事現場、工場、病院。機密情報を自社内の通信網にとどめておくことができるほか、他の場所での通信障害や災害などの影響も受けにくい。
    p.100-101 都市の安全を見守る
    ・高速・大容量・多数同時接続で高精密な画像をを送ることでSociety 5.0を支える。
    ・犯罪の未然防止、防災・減災、交通事故防止など、安全・安心な都市を実現できる。
    ・ALSOKでは、NTTドコモと共同で、「現代版火の見櫓」の実証実験。東京スカイツリーに設置した4Kカメラで、周辺1平方キロの道路。施設の4Kカメラで不審者・危険物の検知。警備員やドローンの4Kカメラで、警備員が迅速にかけつけ現場の映像などを監視センターに送る。
    p.225- 自営BWA
    ・2.5GHzの自営BWA
    ・ローカル5Gをノンスタンドアロンで実現するには、自営BWAが必要。
    ・自己の建物内、土地内
    ・セキュリティはSIM認証を行うかどうか。ローカル5GではSIM認証が行われるため、アクセス制限などを Wi-Fi 6よりも強固に行うことができる。
    ・高いサービス品質保障が必要なければ、コストの安い Wi-Fi 6から始めてローカル5Gに移行してもよい。

  • 5G入門としてとてもわかりやすくて良い。技術者じゃなくても理解できるはず。技術的な詳細は別途。

  • 5G
    ハイバンド(24GHz)、ミッドバンド(1-6GHz)、ローバンド(1GHz)

    ミリ波と呼ばれるハイバンドの周波数をつかってものが、2時間の映画を3秒でダウンロードできる

    ハイバンドの基地局が蜜に設置されて初めてすごい5Gサービスが提供される

    ミリ波のハイバンドは直進性が強く、電波が回り込まない。そのため繋がりやすくするため基地局を蜜に察知しなけれbならず、設備投資に多大なコストがかかる

    5G 半径数百メートル
    4Gは一つの基地局で1km以上をカバーできた

    自動運動における隊列走行

    東京ソラマチ NTTドコモ未来体験空間

    さいたま イーグルバス 車両にGPSやカメラ、赤外線センサーを設置して運行状況を見える化

    日本 世界初よりも、品質の良いサービスを提供することに重きを置いている

    通信機器市場 エリクソン、ノキア、ファーウェイ
    スマホ サムソン、ファーウェイ、アップル
    5Gを支える部品や計測機器は日本企業の存在感あり


    4G 800MHz 電波が回り込む プラチナバンド

    信号機を5G基地局に

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1831/K

  • 携帯の歴史含めて、通信のことわかりやすく書かれている。

  • 自分の中で漠然としていた5Gについての基礎知識が習得・整理できたと思う。後半の技術部分は流し読みで、あまり理解していない。いずれまた。

    【メモ】
    ・高速大容量、低遅延、多数同時接続
    ・NSAとSA、ローカル5G
    ・電波の直進性
    ・B2B2X、回線ではなくコンテンツサービスに課金
    ・海底ケーブルでの有線遅延という障害
    ・エッジコンピューティング
    ・コアネットワークの仮想化
    ・ネットフリックスの未来予測
    ・5Gでもうけるのではなく、5Gで何をするか

  • 5Gなるものの概略を知るにはいい本だと思う。テクノロジー部分は少々理解が難しいところもあり(明らかに私の能力不足(>_<))。まあ基本的には4Gがさらに大幅にスピードアップ(量的にも質的にも)したものということ。それによりいろいろな面で世の中を変えるチャンスが出てきたということか。次の6G!以降も含めて米中など世界が変わっていく動きも注目。ま、我々のような年寄りは流されるか取り残されるだけかな。とりあえずこういう本で概略だけでもつかんでおく必要はあるだろう。

  • 通信技術などまったく門外漢ながら、手にとってみた。これが、新書のよいところ。内容は理解できるところと、チンプンカンプンなところが混在したが(ひとえに知識不足の自分のせい)、関心を持ち続けていがなければならないと感じた。本筋ではないが、ファーウェイに関する一節は、新聞報道に接するだけでは知らなかった一面を知り、有益であった。

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