- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005006250
作品紹介・あらすじ
テレビやケータイに縛られるのはダメだって、わかってるけどやめられない…。大道芸人兼数学者、世界中を渡り歩いてきたピーターも、誘惑に弱いし失敗も後悔もたくさん。でも、楽しく生きる秘訣は「自分の人生の主人公になること」だとピーターは思う。ふつうのオトナのお説教とは一味違う、実践的で具体的なアドバイスが満載。
感想・レビュー・書評
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159-F
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ジュニア新書2冊目。気持ちよく一気に読めます。この人はこういう考え方で生きているのだなあ、と思いながら読みましたが、だいたい共感できるところが多かったです。私の場合、ケータイは一応持っていますが、カバンに入れっぱなし。家にいるときはケータイでは連絡がつきません。家の電話があるのだから、緊急の用事はそちらでどうぞ。ケータイは自分から連絡をするときのために持っています。勝手ですが。たしか村上春樹もそんなことを言っていたような。テレビは毎回見る番組以外はほとんど見ません。スポーツは興味がありません。宝くじを含めて賭け事も一切しません。着る服は今でも良いものを長く着たいという思いで、けっこう高いものを買うこともありますが、最近は安いものでもOKです。困るのは、安いものに慣れすぎてしまって、ユニクロとかで一品2000円以上のものが買えなくなったということです。お昼ご飯だって500円以上使うことはほとんどありません。車とか新しい家電にも興味はありません。お金を使うのは本くらいです。おもしろくなさそうな生活だなあと思われるかもしれませんが、何かものに拘束されることなく、自由な時間も多くて楽しく過ごしています。日本という国は好きです。愛国心というのかどうかはわかりませんが、自分の生まれた国ですし。ただし「君が代」の歌詞は知りません。それは、教育のなせる業です。「国家の品格」というベストセラー新書は読んでいないのですが、本書で著者が批判的に読まれています。同じ数学者同士でちょっとおもしろい。さて、著者のフランクルさん、ハンガリー人の数学者であり大道芸の達人?であり、11ヶ国語を操り、世界中を駆け巡っているようです。でも、日本を終の棲家としたとか。私が東京で暮らしていたころ、何度か渋谷あたりで、彼の大道芸を見たことがあります。そのとき配られていたチラシには自己紹介で数学者と書いてありましたが、本当かなあと疑っていました。後に、秋山仁さんなどともいっしょにテレビに出られるようになりました。先に、サインでももらっておけばよかった。(ケータイについては最近スマホに替えたため、けっこう常時身近に置くようになりました。)
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「本来、どんなことについても、他人との比較は不要です。比較すべきなのは他人ではなく、きのうの自分、おとといの自分なのです。」
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昨日、図書館で借りて今日読み終わった本。「岩波ジュニア新書」と謳っているだけあってか、平易な言葉で文章が書かれていて読みやすい。
ハンガリー人の数学者で、日本を「終の住処」と決めた著者の「幸せに楽しく生きるための『考え方』」が書かれている。
①テレビや携帯電話に主人公の座を奪われ易い②日・独の戦後の敗戦処理の比較等に絡めて述べられている「過去から抜け出せない日本」③あたかも普遍的・客観的な事実であるかのように主観的判断を示す国粋主義、という3つの話は興味深かったった。①はまさに自分が毎日直面していることであるし、②からは本書の言葉を借りれば「経済的なリーダーとして、ヨーロッパを牽引」してきて、特に大きなしがらみを周辺国との間で抱えていないように見えるドイツと、「韓国や中国などのお隣の国々とも、戦後処理や領土について、いまだに問題を抱え続けて」いる日本との違いをハッキリ認識した。③もやはり、日本を取り巻く国との間で起こっている紛争を想起した。
ニュースでの「為替」関連の報道の意義への言及も面白かった。指摘されないと気が付かないと反省。 -
すっごくおもしろかった!!
ほんとその通り。
人生の主人公はテレビの中じゃなくて
自分自身なんだって思う。
インターネットやテレビのつき合い方を変えて
自分を主人公にしていこうと思う。
ピーターさんの考え方はとても好き。 -
自分の人生の主人公は自分である。ネットやテレビとの向き合い方、臨場感中毒、30秒ルールなど。参考になる点が多かったのでもう一度読み返したい。
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うーーーーーんっていう部分もあり。
サッカーについては自業自得じゃね、と。 -
海外の文化、とりわけ語学に興味がわいた。
勉強するということは本来楽しいことなのだろうけど、ついそれを忘れてしまいがち。
自分の学習に対して見直すきっかけになった。