若者のためのまちづくり (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 75
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005007523

作品紹介・あらすじ

車のためとか、高齢者のためとか、いろんなまちづくりがあるけれど、若者のためって聞いたことありませんよね。でも、欧米ではそんな動きが活発になっています。生態系の象徴としての妖怪を感じられたり、自転車に安心して乗れたり、創造性や活動性が存分に発揮できたり、そんなまちづくりをいっしょに考えてみませんか。

感想・レビュー・書評

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  • 某大学経済学部の輪読教材として使用されていることを知り、興味があり購入。そうしたきっかけでもないと、タイトルだけでは、なかなか手にしなかったであろう本ではあるが、読んでみると、実に面白い!
    どのまちに住もうか、住みたいかとは考えたことがあるが、どうやって”まちづくり”をしたいこうかとは考えたこともなかった私にとっては、すべてが新鮮!さらに若者たちがそれに取り組んでいるというのも、身近で現実的で、そして生き生きと課題が浮かび上がってくる。またそれぞれの項目が独立していて、さまざまな視点から考察されているのもよい。第3章の日本の鉄道王国にも関わらず・・・は目から鱗。

  • 518-H
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  • まちを楽しむコツを示した魅力に溢れた内容。
    車優先でお金がないと何もできないまちは窮屈。自主性を重んじてやりたいことができれば、自由で楽しいまちが生まれる。
    まちが自分たちのものだと思えるように行動しようと誘いかけてくれる。まちは面白い。

  •  60歳を過ぎましたが、高校生向けのこの本を読みました(主に電車の中で)。高校生にとってサードプレイスを確保することの大事さのところが面白かった。サードプレイスとは、家でもなく、学校(あるいは職場)でもない、第3の場所で、日常生活の中で自然と行きたくなる場所です。
     自動車通勤の大人だと、職場から家に直行することが多いでしょうから、平日にサードプレイスはほとんどないでしょう。私は、冬場は公共交通機関で通勤する(片道約2時間)ので、往路・復路とも電車の中が読書室というサードプレイスです。このサードプレイスは結構満足しています。
     公共の場所とか比較的安いコーヒーショップにある机と椅子で、あるいは図書館とか読書机のある書店で、高校生が自習しているのを見て、”家で勉強するほうが集中できるんじゃないか”と思っていましたが、ああいう場もサードプレイスなんだろうなぁ。”長居すると、周りに迷惑だよ”などと、単純に感じてはいけないんだなと思うようになりました。
     川に瀬と淵が必要なように、通勤路・通学路にも、いろんなサードプレイスが必要なんだと思います。(以上でした)

  • 配置場所:1F電動書架C
    請求記号:518.8||H 44
    資料ID:W0183435

  • 開発目標11:住み続けられるまちづくりを
    摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99515073

  • 最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00505191

  •  まあ普通かな?特に発見はなかった

  • まちは誰のものか?という究極の問い。

  • ご時世がご時世だけに、高齢者の視点で語られやすいまちづくり。しかし、どんなに高齢化が進もうが常に社会に若者は存在する。そんな忘れられやすい若者の視点でまちづくりを語った、ありそうでなかった良書です。

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著者プロフィール

服部圭郎:龍谷大学政策学部教授。三菱総合研究所主任研究員、明治学院大学経済学部教授、ドルトムント工科大学客員教授などを歴任し、2018年4月より現職。専門は都市計画、都市政策、コミュニティ・デザイン、フィールドスタディ。著書に『若者のためのまちづくり』、『サステイナブルな未来をデザインする知恵』など。

「2018年 『BIOCITY ビオシティ 74号 エコロジカル・デモクラシーのデザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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