理系アナ桝太一の 生物部な毎日 (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005007806

感想・レビュー・書評

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  • あー面白かった!
    ここまで好きになれるものがあるってちょっと羨ましかった。
    ほんとに好きなものがあるってこんなにエネルギーになるんだな。
    生き物たちの『あるがままを受け入れる強さ』、『自分の置かれた状況を受け入れて、さりとてあきらめず、自分のできることだけをただまっすぐにやり続けること』
    すごく説得力があると思った。
    桝さんの言葉で、今やってることで無駄なことなんてないのかな、いつか役に立つときがくるのかな、ってちょっと前向きになれた!
    なんでも積み重ねなんだな。

    ✳︎久しぶりに再読。
    もうこの一冊には桝さんの「好き!」が溢れてて、読んでるだけでワクワクさせられる。
    色んな生物の話が出てくるけど、こんなにたくさんの命がある地球が本当にすごいと思った。
    桝さんのシンプルで丁寧な日本語が大好き!

  • 挿絵がとっても可愛くて思わず買って読んだら面白くって一気に読みました。
    理系でもなかったけど,虫が好きで,だから理数教科も頑張れたって書いてあった。興味なくてもやってるうちにその面白さに気がつくこともあるし,面白くなくてもどこかで役にたつこともあるし。

    理系だとか文系だとか,教科で自分の向き不向きを考えるよりも,好きなことをより深く知ろうとするにはどうしたらいいだろうって学んできた結果が,理系寄りだったり文系寄りだったりする方が素敵だなぁと。
    好きなもののためにどれだけ他のことを頑張れるかって大事だね。
    一体お前は何が好きで,何がしたいの?何ができるの?ってのをまた悩まされることに…。

    読みやすいし面白いし。学年のラウンジに置いて,生徒に読んでみてほしい一冊。

  • すくすく育った、というのはこういう人のことを言うのかな〜というのが率直な感想。中高時代の部活の合宿に親御さんが来ちゃって怒られたエピソードがなんか好き。
    あと、空を飛べない人間でも、自分の認識する空間において縦横の他に高さも加わる点がダイビングの面白さ、というのはハッとした。

    ただし私の好みのアナウンサーは安住さん(腹黒オタク気質が大好き)。

  • 内容情報
    [日販MARCより]
    アナゴ採集で船酔いと戦い、アサリ掘りで砂にまみれた大学での研究生活。そして、未知のテレビ業界へ。生き物とともに成長し、理系魂で困難に立ち向かってきた日々を語る、人気No.1生物オタクアナの青春記。
    [BOOKデータベースより]
    筋トレと登山合宿が必須の「体育会系」生物部の過酷な日々。デートとムシ取りの究極の選択。アナゴ採集で船酔いと戦い、アサリ掘りで砂にまみれた大学での研究生活。そして、未知のテレビ業界へ―。生き物とともに成長し、理系魂で困難に立ち向かってきた日々を語る、人気No.1生物オタクアナの「ムシ熱い」青春記。
    1 生き物との出会い
    2 チョウ男の日々
    3 有栖川班の挑戦、そして理系へ
    4 アナゴ大学生
    5 アサリ漬けの修士課程
    6 「理系アナ」の試行錯誤と現在地

  • ジュニア新書の中でも読みやすい!小学校高学年くらいから。研究ってどういうことなのか、自分の好きなこと、興味のあることを調べて発表するってどういうことなのか楽しくわかりやすく書いてくれている。(i44)

  • テレビを見ないので存じ上げないのだが,少なくとも自分に対して真摯な為人は文章から滲み出ている.伝記というほどではないが,身近な(?)人の小さい頃の生活が垣間見られるのは,子供達にとって大変参考になる.岩波ジュニア新書は読める本を多く出していて有り難い.

  • 読み応えがありました。そしてこんな風に充実した少年時代~学生生活を我が子にも送らせてあげたいなと思えた本でした。 お子さんだけでなく、大人にもおススメです!

  • オタクになるのを恐れるな!というメッセージがこもっているそうです。

    面白かったー。子どもが読んでどんな印象を持つのか気になるジュニア新書。大人は読ませたいって思う人多いだろうな。

  • 桝さんのまるごと生き物愛に満ちた本であると同時に、少年が青年になり、やがて大人になっていく物語だなと思った。

    元々チョウが好きで中高では生物部に入り、その後大学に進学して西表島行きたさをきっかけにスキューバダイビングのサークルに入る。そして海の生物に興味がわいてアナゴやアサリを研究する。大学院にも進学するも、あらためて自分の進路について考える。「好きなことを伝えるのが得意」と気づいてアナウンサーになった。

    それだけではキラキラしたように聞こえるが、本人的にはそこまで「デキる」人ではなかったようだ。また、文中に明確には書かれてないけど挫折があったことが伺える。卒論が散々なものだったらしく、「好きな気持ちだけではカバーしきれない自分の実力不足」という言葉からは決して超えることなんてできない挫折感が直に伝わる。この人も苦労した人間なんだ、、、って思うと自分の中の桝さんを見る目がさらに優しくなるのを感じた。

    ただ、生物やそれを取り囲む環境も観察してきたからか、いつも目の前の現実をしっかりと捉えていたように感じた。だから、仕事で想定外の事態が起きた時もそれなりの対処をしている(さすがにふて寝は笑えた。しかも案外悪くない効果を生み出してたw)。好きを突き詰めると副産物も生まれる。経験は役に立つときがくる。
    クスッとなってたまにウルッとくる素敵な本でした。

  • 生物部でやることはまず筋トレ?!に驚き、その理由に納得。海にいるイメージが強かった桝さんが、最初は虫が好きだったというのが意外だった。

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