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- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006001292
作品紹介・あらすじ
踊り念仏、バサラ大名の連歌会、田楽、歓進能など、中世芸能の時空間は無縁平等の世界をつくりだし、宴の熱狂のなかで身体は日常の文脈をはずれた新たな共同性をになう。宴の身体から稚児の身体を経由して、世阿弥の身体が多角的に考察される。日本文化の原基としての活力あふれる豊かな中世像を描いた刺激的な日本文化論。
感想・レビュー・書評
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ようやく読み終わった…日本の古典文学評論は私にとっては言葉が硬すぎて、最終的に何が言いたいんだかわからないものがある。古代の香りに絡め取られてる学者、というか。
世阿弥=稚児というみなしはなんとなく知っていたし、風姿花伝もさらっと読んだことがあるくらいだったのだが、世阿弥自身が「稚児」にどんなイメージをもっていたかあまり語られていない、というのは成る程。
それからキビキビした動きで「足が効」いたのが終始コンプレックスだったというのも面白い。中世のエロティックは稚児が担っていた。 -
稚児としての世阿弥という刺激的な切り口の本。
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