朝鮮人BC級戦犯の記録 (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003296

作品紹介・あらすじ

日本の戦争責任の末端を担って戦犯に問われた朝鮮人一四八人(うち二三人処刑)。その多くが監視員であったタイ、マレーシア、ジャワの俘虜収容所で、一体何が起こっていたのか。収容所の実態、監視員になった経緯、戦犯裁判での扱い、現在まで続く国家補償を要求する闘い等について、丹念に聞き取った証言と基本資料に基づいて記したドキュメント。文庫化にあたって大幅に加筆。

感想・レビュー・書評

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  • 筆者は不満の様だが、捕虜虐待に直接関われば軍属であっても戦犯として責任を問われるのも当然だろう(いじめと同様)。むしろふとしたきっかけで誰もが加害者になり得る恐ろしさを肝に銘じておくべき。

  • 俘虜監視員に朝鮮人を当てた。それが国策だったのかもしれないとは・・・。
    どこまで朝鮮は虐げられるのだろう。

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著者プロフィール

早稲田大学大学院文学研究科社会学専攻・歴史社会学・日本ーアジア関係史
早稲田大学平和学研究所招聘研究員・恵泉女学園大学名誉教授
主要著作:
『朝鮮人BC級戦犯の記録』勁草書房、1982年・岩波現代文庫、2015年
『死刑台から見えた二つの祖国』(共編著)梨の木舎、1992年
『日本軍の捕虜政策』青木書店、2005年
『村井宇野子の朝鮮・清国紀行』(編)梨の木舎、2021年

「2024年 『7人の戦争アーカイブ――あなたが明日を生き抜くために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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