秘境ブータン (岩波現代文庫)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006032296

感想・レビュー・書評

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  • ブータン国王が来日した際に国会で行った演説を読んだ。

  • 昭和34年にブータンを探検した日本人がいるだけで凄い。
    しかもKJ法の川喜田さんを相棒呼ばわりしている。

    ブータンにも階級がある。農民は役人と同じで高い。
    インドはチベット、ブータン、日本の中で農民の階級が低い。

    ブータン人はどんな人間かね?とインド人に聞くと、まず無口で感情を表に出すことはない。王の命令には忠実で、苦労を厭わない。だがちょっと陰気です、と答えるだろう。

  • 日本人には馴染みの薄いブータンという国について、ひとりの植物学者の視点で語った本。程よく私たちに近い視点なので、とても分かりやすい。

  • 読む前は「探検家」だと思っていましたが、「植物学者」でした。
    むしろ、その分野の専門家だからこそ、朴訥とした旅ができたのかも。王様の招待であったり、家臣を使用するなどの時代錯誤的なのもおもしろい。今では差別的な用語になっている言葉も平気で書かれている。この時代にこれだけの旅ができたことがうらやましい。

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著者プロフィール

1916年(大正5年)愛知県生まれ.京都大学農学部農林生物学科卒.専攻は育種学,栽培植物学.1961 -1980年大阪府立大学教授.著書に『栽培植物と農耕の起源』『ヒマラヤの花』『秘境ブータン』『ニジェールからナイルへ』『照葉樹林文化』『料理の起源』『現代文明ふたつの源流』ほか


「2011年 『ブータンの花 新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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