マグマ

著者 :
  • 朝日新聞社
3.87
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本棚登録 : 181
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022501615

作品紹介・あらすじ

外資系ファンドのゴールドバーグ・キャピタルに勤める野上妙子は、東京支店長の待田顕一から、地熱発電を研究運営する日本地熱開発(地開)の再建を任される。妙子は地開の社長・安藤幸二や研究責任者の御室耕治郎から地熱発電の大いなる潜在力と将来性を説明され、再建の可能性を探る。一方、先進国エネルギー問題会議で、日本は欧米から原子力発電の閉鎖を強硬に求められていた。出席者の川邊勲は、帰国後、総理や"日本原子力の鬼"と謳われた与党の大物・安藤大志郎らと善後策を練るが、安藤は「原発なんぞやめてしまえ」と放言する。安藤の真意はどこにあるのか?最新のエネルギー情報をちりばめて描く大型経済情報小説。石油危機が叫ばれる今、ビジネスマン必読の書。

感想・レビュー・書評

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  • 真山節健在。
    ラスト、野上と御室妻のシーンは思わずほろり、としそうになった。

  • 地熱発電の現在の状況はどうなんだろう。

    外資系は私には絶対ムリ。

  • #読了。外資系投資ファンドに勤めるやり手の30代女性野上妙子は、経営破たんした日本地熱開発に代表取締役として乗り込む。地熱発電に取組む環境が厳しい中、既得権益に固められた原子力傾倒を打破することは出来るのか。。。3.11以前に書かれていたということに驚き。キャラクターが違えど熱い想いをもっている登場人物もよかった。

  • 電力工学の副読本として。県立図書館にて。

    エネルギー、政治、ファンド、国際情勢を扱ったものだった。地熱発電についての知識補充を目当てに読んだ。夢のある技術だとは思うが、やはり夢であるとも思った。政治やファンド、企業経営概念に関しては、イメージ先行の出来過ぎた話であったと思う。

    2006年の段階でこれだけの想定をしたということは、おもしろい本だと思う。3.11および福島原発事故後で、原発撤廃が夢物語と言いきれなかった今となっては、物語と現状の落差が目立ってしまう。そんな簡単ではないんだな、と。

    ただ、夢のある物語としては、十分におもしろかったと思う。勢いのある話で、一気に読んでしまった。

  • ちょっと小粒な感はありますが、よくまとまっていて
    大変面白い小説でした。
    ハゲタカファンドという言葉がでてくるだけあって
    「ハゲタカ」っぽい部分もありますが、これは、買収する側ではなく買収された側の再建の物語で、胸が熱くなります。

    震災後の日本の電力事情を見ているようで、いつ書かれたのか奥付を見たら2006年の日付。
    すごいなと思いました。

  • 真山作品をハゲタカから読み始めて、ドラマ化されたのを知って読んでみました。オチが思い出せないですが、、地熱の可能性、エネルギーに関わる思惑達を知りました。3.11以降に読んだので、今つくられていたらまた変わっていたのかなと興味があります。

  • 最後に欧米の脅しが最初っからハッタリだったと言っていたり、その他にも無理がある設定が多い気がする。

  • 本書が、2006年に書かれているということがまず凄いと思う。
    日本の原子力発電に関する多岐に亘る問題、代替エネルギーの必要性など、東日本の震災後に書いているのではと勘違いしてしまう。

    ストーリーは、ハゲタカ等と共通して外資ファンドを舞台にした経済小説ではあり、地熱開発に挑む若きビジネスパーソンがとても印象的で、またそれ以外の登場人物、特に地熱発電開発に挑む御室とその奥さんが印象的で、感動を覚えた。

  • 時代を先取りした内容で最後は感動した。

  • フィクションとのことですが、福島原発事故もあって代替エネルギーを見直されてる今だから、切実に感じ取れた。太陽光・風力は微々たるものであるのだろうか?地熱発電を研究運営する日本地熱開発の再建を任された野上妙子、大物政治家や研究者やファンドのトップと肩を並べての仕事のできる姿に女性からも見て魅力いっぱいでした。地熱一筋の御室耕治郎ご夫妻も素敵で、最後 一緒に赤い始動スイッチオンされた時は、感動しました。とても 読み応えのある一冊でした。録り溜めたWOWOWのドラマが楽しみです。                               

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プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

公式ホームページ 
http://www.mayamajin.jp

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