カイシャ維新 変革期の資本主義の教科書

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022507709

作品紹介・あらすじ

株主至上主義でも、日本的ムラ社会でもない新しい会社のあり方とは。企業再生の修羅場からの"ひとり負け"日本の再建策。

感想・レビュー・書評

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  • 理解度65パーセントでも背伸びして読んでよかった。時々日経新聞の経済評にぴんとこない理由がわかった気がした。

    これが、私たちが働く今後10年間の現実なんだ、と妙な納得感。厳しい。でも諦めるには足らず!

  • 市場、会社、株式会社というのはどういうものか。
    著者の言葉でこれをまとめたもの。
    すごく刺激になりました。

  • 資本主義の教科書、という副題も正鵠を得ていますが、表題は「われわれはどうやって日本的カイシャを維新できるか」という本質的な問いから来ていると感じます。

    法律、経済、金融、経営、といった多様な視座への領空侵犯は、様々な領域を多様な視点から思考/実践してきた実務家としての自由さを感じさせますので、これに応答するような専門家の反応を期待しています。

  • 数々の企業再生に関わってきた経営実務家である著者が泥臭くも理論的に市場、政治、企業を語る。前例や常識を疑い、知識労働者である人的資本を活用せよと語る。不完全、不均衡な市場の中でも成長を目指す指南書。

  • 出羽の守の否定、カイシャモデルの日本企業が持つ組織集合知(すり合わせ)を活かす為のM&A、SWF的な意味での政府主導の長期性のリスクマネーの運用による経済活性化、清濁併せ呑んだ上で断行できる人材(大久保利通、大村益次郎等)と教育投資(人材育成)等、かなり現実的な内容。メモ。日本時とは柔軟な現実主義者の集まりだ。…「開国・競争」思考への変化も一旦空気が変われば一気に進むに違いない。

  • 日本の会社の未来を簡潔、明瞭に語る。岩井さんの「これから会社はどうなるか」の続編かつファイナンス志向を強めたような本。グローバル社会に生きる人もこれからの日本の未来を考える人も読むべき本。

  • 唯一無二の答えなど存在せず、あらゆる選択肢は相対化され、
    その中、あるいは別の何かから最適解を「作り出す」ことが重要だと。

    組織のガバナンス構造など、日本人の舶来病が悪化しているという説は面白い。昔から日本の学者は学問の輸入さえしていれば学者たりえたというショーもない話がある。

  • 非常に幅広い教養に基づく分析がなされている。ただ、この本を通して新しい発見があったかというと皆無に等しい。読んでいる時は面白いが、読み終わったときに残るものがあまりない本

  • 常識を疑い、本質を見極める。時代のうねりをとらえる良著。

  • 正解発想を辞めよ。
    というのが頭に響いた。

    欧米が、外国が、と信仰する人々への警鐘を鳴らしている。
    実務家の著者であり、JAL再生にも参加した彼の話は非常に興味深い。

    日本再生への提言もある。
    読んだ限り理にかなっている事を言っているように思う。理想と現実の狭間で答えを出さなくてはいけない仕事についている者が繰り出す言葉は重い。


    彼は日本のガバナンス統治が求められる理由は、空気の経営を突き抜けることだと喝破する。
    それは日本の役員は、所謂年功序列の終点であり、その役員は空気が読める人間達が就く可能性が高いからである。と言う。
    確かにこれには説得力を持つ反論が私にはできなかった。


    もてはやされる北欧の社会福祉モデルについても、日本人のイメージする弱者救済とは程遠く、自主自立を強く求める社会であり、日本人にはそれは耐えきれ無いだろうと読み解いている。

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