忍び外伝

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 178
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022508157

感想・レビュー・書評

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  • 忍びの世界観は文字だけでは、イメージしにくかった。

  • 図書館にて。
    ちょっと読みづらかったけど、楽しめた。
    戦闘シーンはなかなか壮絶だった。
    お鈴のじゃじゃ馬ぶりは腹が立ったが、かわいらしかった。

  • 時の権力者を操る煙之末の正体は?死闘を繰り広げる伊賀忍たち

  • 伊賀の上忍・百地丹波によって一流の忍者に育てられた文吾は、何ゆえ忍びを目指すのか思い悩む。やがて北畠(織田)信雄率いる大軍が伊賀に迫る―。第2回朝日時代小説大賞受賞作(「BOOK」データベースより)

    『忍び秘伝』もそうだったから、多分そうなんだろうなぁとは思ってましたが・・・。
    あー、やっぱりこれも忍者もの時代小説じゃなかったー。
    SF風味の方が色濃く出ているので、山田御大みたいな「忍者同士のめくるめく激闘!」みたいなものを期待すると、がっかりする率が高いです。
    読み始めてすぐに、主人公が過去の自分に(意識が)飛ばされて、ほとんど過去の話で埋まっちゃうのもいただけなかった。
    んで、その長ーい過去部分が「主人公を殺す理由」の説明になっていて、現実に戻ったら「だからお前を殺すぞテヘ☆」(実際こんなん言ってないが)って相手が襲いかかって来て・・・、わーある意味びっくり!
    最後もなんかあっけないよね。
    これならまだ『忍び秘伝』の方がよかったかなぁ。
    果心居士の正体が実は・・・って、世阿弥から徐福にまで、話が広がっていく所と、「煙之末」「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」の説明部分は「へー、ほー」と楽しく読めました。

  • 本格SF作家が山田風太郎に挑戦したらこうなる!って作品。

  • 歴史SFファンタジー、かなぁ、、、。

    信長の伊賀攻めや本能寺の変の裏の真相だったり、石川文吾(五右衛門)や観阿弥・世阿弥の出自の伝説を絡ませたり、面白い要素は多分にあったのだけれど、時空超えとか、あまりにリアリティがなくて、ウーン、て感じ。歴史小説だと思って読んだのがそもそも間違いだった。読みやすい文章だけれど、ストーリーは何だか漫画チック。他の人も書いておられるように、映像化されるとまた違った面白さを感じるのかも。

  • 大好きな戦国忍者ものであり、しかも期待の新人ということもあり、かなりハードルを上げて読んだが・・・。
    登場人物の信長や松永久秀などは形式化されており、時代小説の醍醐味は半減。
    また、随所にちりばめられたエピソードも目新しいものもないため、不満ののこるところ。
    また、本能寺の変に関する新解釈がラストで語られるのではあるが、「無理ありすぎでしょ!」って感じ。
    単調な割には急に荒唐無稽な話を挿入してくるため、作品全体のバランスを欠いており、残念。
    ただ、アクションシーンは割かしよかったのではないかな。

  • この著者の首長竜の話もそうだったけど、時間軸があやふやになって、夢か現かはっきりしなくて、酩酊感を覚えてしまった。
    おもしろくないわけじゃないけど、読んだ後の満腹感はなし。

  • ちょっと期待しすぎたかも。
    完全なる竜長首の日が良かったから。
    現実を疑う展開は好きだった。

  • SFだねこりゃ。

著者プロフィール

1971年東京生まれ。小説家・劇作家。2010年『完全なる首長竜の日』(宝島社)で第9回「このミステリーがすごい!大賞」を、『忍び外伝』(朝日新聞出版)で第2回朝日時代小説大賞を受賞しデビュー。2013年『忍び秘伝』(文庫化タイトル『塞ノ巫女』)で第15回大藪春彦賞候補。近年は作品の英訳版が発売され、中国のSF雑誌にも掲載されるなど、海外での評価も高い。『機巧のイヴ』シリーズ(新潮社)、『見返り検校』(新潮社)、『僕たちのアラル』(KADOKAWA)、『ツキノネ』(祥伝社)、『ねなしぐさ 平賀源内の殺人』(宝島社)など、著書多数。

「2020年 『ドライドックNo.8 乾船渠八號』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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