- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022508157
感想・レビュー・書評
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忍びの世界観は文字だけでは、イメージしにくかった。
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図書館にて。
ちょっと読みづらかったけど、楽しめた。
戦闘シーンはなかなか壮絶だった。
お鈴のじゃじゃ馬ぶりは腹が立ったが、かわいらしかった。 -
時の権力者を操る煙之末の正体は?死闘を繰り広げる伊賀忍たち
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伊賀の上忍・百地丹波によって一流の忍者に育てられた文吾は、何ゆえ忍びを目指すのか思い悩む。やがて北畠(織田)信雄率いる大軍が伊賀に迫る―。第2回朝日時代小説大賞受賞作(「BOOK」データベースより)
『忍び秘伝』もそうだったから、多分そうなんだろうなぁとは思ってましたが・・・。
あー、やっぱりこれも忍者もの時代小説じゃなかったー。
SF風味の方が色濃く出ているので、山田御大みたいな「忍者同士のめくるめく激闘!」みたいなものを期待すると、がっかりする率が高いです。
読み始めてすぐに、主人公が過去の自分に(意識が)飛ばされて、ほとんど過去の話で埋まっちゃうのもいただけなかった。
んで、その長ーい過去部分が「主人公を殺す理由」の説明になっていて、現実に戻ったら「だからお前を殺すぞテヘ☆」(実際こんなん言ってないが)って相手が襲いかかって来て・・・、わーある意味びっくり!
最後もなんかあっけないよね。
これならまだ『忍び秘伝』の方がよかったかなぁ。
果心居士の正体が実は・・・って、世阿弥から徐福にまで、話が広がっていく所と、「煙之末」「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」の説明部分は「へー、ほー」と楽しく読めました。 -
本格SF作家が山田風太郎に挑戦したらこうなる!って作品。
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歴史SFファンタジー、かなぁ、、、。
信長の伊賀攻めや本能寺の変の裏の真相だったり、石川文吾(五右衛門)や観阿弥・世阿弥の出自の伝説を絡ませたり、面白い要素は多分にあったのだけれど、時空超えとか、あまりにリアリティがなくて、ウーン、て感じ。歴史小説だと思って読んだのがそもそも間違いだった。読みやすい文章だけれど、ストーリーは何だか漫画チック。他の人も書いておられるように、映像化されるとまた違った面白さを感じるのかも。 -
大好きな戦国忍者ものであり、しかも期待の新人ということもあり、かなりハードルを上げて読んだが・・・。
登場人物の信長や松永久秀などは形式化されており、時代小説の醍醐味は半減。
また、随所にちりばめられたエピソードも目新しいものもないため、不満ののこるところ。
また、本能寺の変に関する新解釈がラストで語られるのではあるが、「無理ありすぎでしょ!」って感じ。
単調な割には急に荒唐無稽な話を挿入してくるため、作品全体のバランスを欠いており、残念。
ただ、アクションシーンは割かしよかったのではないかな。 -
この著者の首長竜の話もそうだったけど、時間軸があやふやになって、夢か現かはっきりしなくて、酩酊感を覚えてしまった。
おもしろくないわけじゃないけど、読んだ後の満腹感はなし。 -
ちょっと期待しすぎたかも。
完全なる竜長首の日が良かったから。
現実を疑う展開は好きだった。 -
SFだねこりゃ。