- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022509758
感想・レビュー・書評
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著者らしく、薄気味の悪い夢のよう。ただ、表題作が2002年のものだったことに驚き(他に何を書いていた頃だろう、と)、併録の短編が書かれたのが昨年であったことにまた驚いた。前者の女性目線から後者の男性目線への移行も気持ち悪い。
ただ、男性が本作を読んだ時、果たして雅彦の気持ちに添えるものなのかが知りたい。男性作家が女性の気持ちを描いた時に出る批判というか物足りなさが、逆の場合はそこまで強くはないのか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらず井上荒野は不愉快な女を描く。不愉快な男も描くが、もう、この、途方もなく苛々するような不快な女を描くのが本当にうまい。
夫にDVを受け、出会い系サイトにはまるどうにも主体性のない主婦の、なんとも形容しがたい「イヤなかんじ」の受動的な物語が表題作だ。この「イヤなかんじ」だけだったらいつもの井上荒野だな、と思うけれど、突拍子もない続編が収められていたのは意外だった。
続編があまりにも途方もない印象で、「なんか、女って、怖い」と自分も女であるのに感じてしまった。 -
2012 6/23
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物悲しい。
そんな旦那からは逃げてしまえばいいのに。
けれど、子供がいたらそう簡単なことではないのか?
いやいや、自分の身を守るのが先決よ。
ちょっと面倒な人だったけれどメロンさんに助けられたんだよなぁ。
やれやれ、と思ったら、『チャカチョンバへの道』で友人の瑤子ちゃんがたまきの元夫と暮らしてる!!!
なんてこと。 -
なんだかな〜。ゴチャゴチャした関係だなぁ
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新聞広告の見出しに衝撃を受けました。
離婚するための理由ではなく、結婚せずにすんだ理由?を探すんだから…
今からドキドキしています。