- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022515643
感想・レビュー・書評
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夢を見ているような小説。
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久しぶりに小説を読んだせいか、内容がよくわからなかった。
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レンタカーを借りて小学生の頃住んでいた町に戻ってきた。学校そばの空き地、謎のかべ新聞、じいちゃんとの秘密の共同作業、少しだけ姿を見せるしっぽみたいなものetc.……。懐かしい風景から精巧なジオラマを作ったような表題作。一見ありふれた町のようでも、本当はいくつもの秘密を隠していたのかもしれない。移動遊園地や偽札、読めない暗合など、不確かなまま取り残された記憶も、その寄る辺なさも不思議と心地よい。一人称視点の回想なのに「ぼく」や「わたし」をあえて抹消した語りは面白い手触りがする。他に二篇を収録。
「兵隊様の国は『外側』を一回使ったきりで捨ててしまうのですか。」(「太陽の側の島」)が斜め上。ヘンテコな「L.H.O.O.Q.」の脱走犬、名前は“うどん”にしたい気持ち。(初出2016~2018) -
アトロクで池澤さんが激推ししてたので読んでみた。
が、私の読解力と脳内映像投影力の乏しさにより、池澤さんのような感動は得られなかった…
確かに、美しくも静かな風景なのですが静かに冷ややかなまま終わったという感じでした…
まだまだ修行が足りないな、 -
何だろうかと思った。この読んでるときの気持ち。
子供の頃の、お伽噺と同じ感覚だと気付くまでに少しだけ時間がかかった。