街道をゆく 40

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022568083

作品紹介・あらすじ

一個の人間の痛覚として、私は台湾の未来が気がかりなのである…。台湾人自身による国づくりをはじめた、この島を歩きながら考えた、華麗島(フォルモサ)の苦難と栄光の歴史。特別対談-李登輝総統・司馬/遼太郎「場所の悲哀」。

感想・レビュー・書評

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  • 数奇な成り立ちの台湾の
    歴史の片鱗を素描
    そんな感じ

    伏見屋書店にて購入
    文庫よりハードカバー美しくて良い

  • 司馬遼太郎の街道をゆくシリーズ第40巻。1994年に台湾出身の初の総統、李登輝が登場したころの作品で、これから新しい台湾になっていくという期待が随所に溢れている。
    日本統治時代、戦後の大陸との関係など、激動の台湾近代史。そして今また、きな臭くなってきている。本書にも、もし将来、大陸が台湾独自の歴史を尊重せず、併合を強要するようなことがあれば、台湾だけでなく、アジアがとんでもないことになるのではと懸念する記載がみられる。

  • 司馬遼太郎さんの台湾紀行(1990年代)。
    あちこち話が飛ぶが、司馬さんは台湾には2回行ったのだと思う。
    実際に滞在して、様々な場所を訪ね、電車に乗り、町の様子を眺め、いろいろな人々に会っている。その描写も非常に興味深いが、さらに本や人の話で知ったことが加わり、その中に台湾の歴史的な人物が出てきたり、一般庶民が出てきたり、何よりも老台北と呼ぶ人物に様々な教えを乞うた話が折に触れて登場する
    こちらも混乱するが、読み終えて不思議とすっと筋のある一本の台湾が見えてきた気がする。
    巻末の李登輝総統との対談は、司馬遼太郎さんでなければ実現しなかっただろう。

  • 河井継之助 岡山の山奥の山田方谷という元家老に数ヶ月教えを受けた

  • とーとつに台湾に行きたくなったので…ここからはじめていろいろ読もうかなと思っております。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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