- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022643919
感想・レビュー・書評
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☆3個半
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時代・人情ものが好き、と言ったら山本一力を勧められたので読んでみた。初読。‥‥なんていうかな、人、精神交流が決まりすぎで、少し食傷気味になる。そんな単純に感動したり、怖がったり、してもいいけど読者としては飽きるよ。あと猪之吉が太兵衛にほれてあれまでいれこむのもちょっと追いつけないしその献身があまりに無私だからリアリティがない。父親は一力は綺麗すぎるといっていたがその通りだな、という感。あときちんと終わってなかったのも消化不良。
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貸元・猪之吉と太兵衛の友情はカッコイイのだが号泣には至らず。
地味に太兵衛の奥様が素敵。 -
続けて読んだ作品。
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どうも私は山本さんを苦手なようです。
デビュー当時は、暗い感じの作品の多い本格時代小説の分野に、明るい成功物語を持ち込み、とても新鮮でした。しかし最近の作品は、どこかガチャガチャした感じがします。
おそらく、私が求める時代小説の方向と山本さんが目指している方向が違うのだろうと思います。その為に、普段なら気にせず読み飛ばせるような齟齬が気になってしまい、物語の中に入り込め無いままに読了してしまいました。