街道をゆく 1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか (朝日文庫) (朝日文庫 し 1-57)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022644404

作品紹介・あらすじ

「湖西のみち」から、二十五年の『街道』の旅は始まった。琵琶湖西岸の渡来人の足跡を確かめ、信長が逃げ込んだ朽木谷を訪ねる。幼いころの著者が遊んだ奈良の「竹内街道」、「私は日本の景色のなかで馬関(下関)の急潮をもっとも好む」と書く「長州路」には幕末を彩った吉田松陰、坂本竜馬らも登場する。

感想・レビュー・書評

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  • 司馬遼太郎の紀行文集。
    1971年に週刊朝日にて連載が開始され、以降、1996年の作者逝去まで25年に渡り、書き続けられた。単行本・文庫本で43冊に及ぶボリューム。本書は、その第一巻。
    「湖西のみち、甲州街道、長州路ほか」という題名の通り、街道・道に沿って、その土地を訪れる。紀行文集と書いたが、博覧強記の司馬遼太郎なので、その土地の歴史・建物・人物などを、時に古代に遡り記述することにより、その場所を立体的に浮かび上がらせる。
    司馬遼太郎が楽しみながら書いているのが、よく分かる。

  • 20年以上前に20巻近くまで読んだが、そこでストップしてしまった。改めて、全部読もうと思い立ち1巻から再読する。

    タイトルの付け方が上手く、司馬さんがのんびりと旧街道を旅して歩く本と思われがちだが、実際は忙しかったんだと思うが、慌ただしく動いている。

    現地で会った人の中に、その土地のあり様をみてるのが流石だ。

  • 約50年前の風景を思い浮かべている。

  • 司馬遼太郎大好きだがなかなか読み進められず…半年くらいかけて読んだ気がする
    一昨年と今年滋賀を旅したが、なかなか風土が残る味のある土地だと思う
    また行きたい

  • 滋賀に向けて。

    地名に残る土地の歴史。渡来人の痕跡。内陸に行き着いた海人族の安曇。
    織田信長の敗走、足利義晴の荒れ庭。

    道を歩きながら日本人の祖形のようなものを辿る旅。

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  • 231019048

    「街道をゆく」始まりの書。古代の人々の営みと変わりゆく現代。江戸、幕末などさまざまな時という縦軸と場所という横軸とを組み合わせていく。

  • 長州がわかる

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689067

  • 街道をゆく 全制覇!

    今度、この本を持って滋賀、奈良に行こう!

    BSプレミアムで、『新街道をゆく』が始まりました。1回目は第1巻『湖西のみち』第24巻『近江散歩』です。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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