- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022647191
感想・レビュー・書評
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やっと読めた。
読み始めたら一気。やはりこの作者さんは最初からだらだらせずグイグイ引き込まれる。
懐かしいジェネラルや花房さんも出てきて。。。
地域格差とかおそらく遠くない将来起こるであろう問題がさりげなく盛り込まれてていて考えさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024/03/02 読了
読み始めから読了までかなり間が空いてしまって前半曖昧。
海堂尊作品にブラックペアンから入り、チーム・バチスタの栄光、ジェネラル・ルージュの凱旋と読み進めた自分としては、世良先生や速水先生、花房さんのその後が見れたのはよかった。
今中先生視点の話が基本で、
財政破綻した極北市民病院の再建を図る世良新院長。
雪見市の救命救急センターを仕切る速水先生。
そした花房さんをはじめとする周りの人達。
それぞれの方法で破壊寸前の地域医療を救おうと奮闘
読んでる側からすると奮闘?となる箇所もあるけど
目指すところはきっと同じ何だろうな、とは思った。
個人的にはドクターヘリチームのやり取りが好きだった
越川さん、大月さん、五條さんのことは今後が何処かで描かれなくても幸せになってくれと思いながら読んだ。 -
18年越しにくっついた世良と花房師長にびっくり。速水も速水なんだが、女は健気に耐え忍ぶのみみたいな描写に違和感しかない。本筋ではないからという理由もあるんだろうけれど。診療費を踏み倒して平気な顔をしている市民なんて信じられないが、実際モデルとなった市も本当にそんな状況だったのか。再建への道筋を着々と歩んでおり、極北市シリーズはこれで終わりだが未来が気になる。後藤先生のその後が清々しくてとても良かったのだが、三枝先生のその後は描かれないのだろうか?
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/701945 -
地域医療問題、ドクターヘリ&ジェット、バチスタシリーズの人間関係、その他もろもろを盛り込んだ一冊(もちろん「クレイマー」の続編ではあるけれど、たまたま直前に読んだ「ナニワ・モンスター」とのつながりもかなり強かった)( ´ ▽ ` )ノ
今中→速水→世良と視点が変遷するたび、諸問題の見え方、キャラクターの印象が変わっていく構成( ´ ▽ ` )ノ
はいいんだけど、良くも悪くも作者のご都合に合わせた展開(ここぞというときにまるで運命のような急患(特に最後のやつ)&事故。主人公医師らが酒盛りしてるようなときにはそういうのが皆無)が中盤以降非常に目立って、雑な印象(>_<)
物語じたい、かつての「美味しんぼ(鯨問題)」みたいに作者の理念が真っ先にありきの作劇という印象大(>_<)
まあ、Dr.カイド作品の主題は「バチスタ」以来一貫して「医者ってカッコいいんだぜ!」の一言に尽きるんだけどね――その点はこれまでのどの作品よりもしっかり伝わった( ´ ▽ ` )ノ
それだけでじゅうぶんか( ´ ▽ ` )ノ
ちゃんと医療費払ってから文句言え、極北市民( ´ ▽ ` )ノ
2019/11/12