- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023315723
感想・レビュー・書評
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かなり重度の活字中毒の自分であるが、その読むプロセスというか認識過程というかは、なんだか人と違うという自覚は持っていた。ただ感覚的な自覚のため、どういうものかはわかっていなかったが、本書では自分の脳の中がどうなっているのか、手に取るように理解できておもしろかった。
自分自身は活字中毒と述べたが、一方でこの「独特」である自覚をもっていたためか、本好きの割に本嫌いや本が読めない人たちの存在も強く認識はしていた。ただ、意識改革や努力では乗り越えられないことをどう本に向かわせるかがわからなかったため、その面でも参考にできる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
脳番地ごとの読書の指南とオススメの図書が掲載されています。音読が良さそうなので、実践してみたいと思った。
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アナウンサーは原稿内容を殆ど覚えていないそうだ。伝達系ばかりで記憶・思考系を使わないから。って事は滑舌がいいだけで頭はよくないって事になるが。
本はただ読めばいいというものではない。脳を鍛えるためにはいろんな読み方が必要。との事。あくまでも目的は「脳を鍛える」事であり、読書そのもの質や効果を向上させるものではない事に注意。
ただし、このように考えた事はなかったので切り口はオモシロイ。ジャンルによって変幻自在な読み方ができれば結果として読書の質や効果も向上するのかもしれないが、実践するのは結構大変かもしれない。
内容的に軽い・薄いのでもうちょっと学術的に書いて欲しかった。ちなみに著者は線引推奨派。運動系によいとか。その他、やりたくはないが数冊同時並行で読むと思考系にいいらしい。また、本はイッキに読まずに、途中で休んで反芻する、読む場所もアチコチ変えてみると記憶系にいいらしい。あと電子書籍はダメ、脳科学的にはモノとして存在する紙の本がいいそうだ。