蒼路の旅人 (偕成社ワンダーランド (31))

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035403104

感想・レビュー・書評

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  • うぉーーーーーチャグムーーー
    守り人より、旅人のほうがすきかも。
    チャグムの成長が見てて楽しい

  • ML 2015.9.6-2015.9.12

  • 今までで一番はやく読み終わった!チャグムがさらにたくましくなってて…!ラストはびっくり。今回は次の話に繋げるための話っていうイメージだった。まさか一人で旅に出るなんて!サンガルの王族の人たちが直接出てこなかったのが残念。新ヨゴの帝は本当にチャグムが嫌いなんだなぁと思った。チャグムはシュガもいないのに大丈夫かな…?タルシュの第二皇子はどうなんだろ…いい人なのかな?でも怖いよね。チャグムは静かに話を聞いてたけど。あの場面は本当にチャグムが皇子に負けた気なのかと思ったけど、やっぱりチャグムは強いね。チャグムが逃げたのがわかったらどうするんだろ。ジンはちゃんとできるかな!?ヒュウゴは結局どんな過去だったのかわかんなかった。この先出てきてほしい。

  • チャグムも本当に苦労が絶えない…父に暗殺されかけ、兄が亡くなり、やっぱり迎え入れられ、弟が生まれまた暗殺されそうに…。国の戦いに巻き込まれ罠と知りつつ大好きな祖父と共に戦いに赴いたら、祖父は死んでしまう…。もう、うんざりでしょう、と思うのに民を思い、最後は一人海へ。帝位を望んだことなど一度もない、むしろその重圧から逃れたいのに、それを許さない環境が不憫でもあり、チャグムだからこそ乗り越えてほしくもあり。旅人シリーズなのでバルサは出てこないけど、やっぱり楽しめました♪次へ。

  • 旅人は、チャグム
    新ヨゴ皇国皇太子チャグムが、サンガルへの援軍として船出をする。祖父である海軍大提督トーサとともに。
    しかしそれはタルシュのしかけた罠だった。

    チャグムを支える星読み博士シュガと離され、祖父が身を呈して救った命ー自分のものでありながら、新ヨゴ皇国の行く末を左右するもの。実の父である帝との関係、チャグムの気質、国々の特徴、どれをとっても完璧すぎ~~

    しかもチャグムの選択がそこかっ!?というウルトラC。着地まで大成功だ!!!
    続きが早く読みたいよ~~~ん。

  • 蒼路の旅人ってそういう……
    チャグムの選択、そしてこの世界の行く末は……??

    物語は最終章へ!!

  • 新ヨゴ王国皇太子のチャグムは、罠と知りながらも祖父のトーサとともに港を出る。その途中で、タルシュ帝国軍船の攻撃によって彼らの船は焼かれ、祖父は死亡した。一度逃げ出そうとするが、タルシュの密偵にとらえられてしまう。チャグムはその後、自分の国や他の国の意図を少しずつ知る事になる。。。

  • 守り人シリーズ第六段

    新ヨゴ皇国の皇太子となったチャグムは、罠と知りながら祖父トーサと共にサンガルの救援にむかう。そこで、チャグムを待ち受けていたのは愛する人の死と、新たなる試練だった。
    そして、ある決意を秘めて、一つの道を歩みだす。


    父である帝から命を狙われ、バルサと共に広い世界を見、そして、また牢獄のような宮中へと戻らなければならなかったチャグム。
    あの時、バルサは戻りたくないなら連れて逃げてやると言ってくれた。ナユグの世界にも繋がっている彼はそちらに逃げることだってできる。
    でも、彼は逃げない道を選んだ。
    清廉で賢く成長した彼に期待する者が増えるほど父から厭われていく…。他の為政者たちも自分の保身ばかり。小さな国なのに、何をしてるんだと、腹立たしくなる。
    自分の後ろ盾となってくれた祖父のトーサを退けようとした帝についにがまんできなくなったチャグム。あぁやってしまった…と思ってしまった。
    でも、そこから、虜囚となり、タルシュの豊かさを知り、海図からもっと広い世界があることを知ったチャグムはまた一つ大きく成長することになる。
    危うさや未熟さともとれる熱さを持ちつつ、皇太子の自分にしかできない道、皆を殺さない道をと追い求める姿は、もう少年ではない。


    三部からなる大作、天と地の守り人へと続く序章。
    ああ、早く続きが読みたい。
    順番通りに読んでいる人は、天と地の守り人も用意してから読まれることをオススメします。

  • 再読。チャグムの聡明さと決断に拍手。

  • 面白い。
    旅人シリーズの二巻目。
    チャグム心情を考えると辛い。
    この後の展開が結構好きだったので、そこだけが救いかも。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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