雨やどりはすべり台の下で (偕成社文庫 2085)

著者 :
  • 偕成社
3.95
  • (66)
  • (46)
  • (68)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 553
感想 : 61
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035508502

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 児童文学。不思議な話。中1の国語の授業で一話だけ読んで、奇麗な描写が印象的でずっと覚えていた。そして大人になった今、読み返しても面白かった!雨の日に、トンネルの中で同じマンションに住む、様々な年の子供たちが雨森さんについての不思議な体験を語り合うという設定。何度でも読みたい。

  • 昔読んで、印象に残っている一冊。
    雨森さんの不思議な世界や、
    子供達の純朴さ、最後の涙などが記憶に残っている。
    子供の時に読んでおいて損はない本。

  • ちょっとミステリアスなしっとりとした内容です。

  • 大分前に読んだのですが。

    子供たちが雨宿りをしていたら。雨森さんっていう、子供たちと同じアパートに住む不思議な人の話になったんです。
    子供たちが一人ひとり語っていく不思議な話…
    岡田淳の短編のお話がすごく好きです。

    そして最後が泣きそうになりました。
    ぼくは本やテレビや映画では泣かないので泣くところまでは行かないのですが。
    何故か感動した。

    小学校高学年ぐらいなら十分読めるかと。まあぼく自体幼稚園のころからふつーに本を読んでいたので当てにしないでほしいのですが。
    文庫本です、はい。
    でも、大人だって読めます。この人の本は。

  • スカイハイツオーケストラ最高。雨森さんに出くわしたい。

  • 少年、少女が語る雨森さんという不思議な人の話。
    心がほっと温かくなった。

  • ファンタジック。なんでもない事柄を、不意に温かく感じさせてくれる作品。とてもやさしい。思わず誰かにやさしく対してしまったり。現代では忘れてしまったそのやさしさを、呼び起こしてくれる。

  • 最近雨の日が多いですね。

    うっとうしい湿気で髪型が決まらない

    そんなこと誰にでもあると思います。


    だけど子供のとき、今ほど雨が嫌いでなかった人

    意外といるんじゃないですか??

    小学生のときなどの雨の日の教室はどこか神秘的な感じがして

    僕は好きでした。


    そこで今回のお勧めの本、岡田淳さん「雨やどりはすべり台の下で」

    表紙に書いてある言葉をちょっと拝借しますね


    一郎たちとおなじアパートに住む雨森さん
    いつも無口で、人づきあいもまるでなし。
    でも、雨森さんって
    本当は魔法つかいなのかもしれない。
    だって、ふしぎな話がどんどん出てくるんです。




    お勧めですよ♪

  • 雨宮さん、あなたは何者?・・・夢のあるお話。

  • 中学校の教科書に載っている「スカイハイツ・オーケストラ」という小説は、これが元になってます。 
    まさか、自分が読んでいた児童書が教科書に載っているとはビックリでした。 
    「最後に去っていく、この男の人はどんな人だったのでしょうか? みんなで考えてみてください。」って先生から問題が出されて 
    「雨森さん!!」って即答してしまった私(^-^; 
    “スカイハイツ”を舞台に、不思議なおじさん・雨森さんにまつわる不思議な話を 
    短編連作で綴っていて、読み聞かせなんかにも最適だと思います。

全61件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡田淳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×