幸福の王子―オスカー・ワイルド童話集

  • 偕成社 (1989年3月1日発売)
3.80
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036515400

幸福の王子―オスカー・ワイルド童話集の感想・レビュー・書評

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  • 久々にタイトルの作品が読みたくなったので。
    いつぶりに読んだのかもはや思い出せないのですが、切なく美しい物語だなあと思います。
    その他ワイルドの寓話が沢山。教訓的な内容のものも多いですが、大人になった今読むと結構残酷だなあと感じてしまいました。
    挿絵もとっても魅力的で、あらためてこういう作品を手に取ってみるのもいいものですね。

  • 西村孝次訳の新潮文庫版http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4102081046が気に入らなかったので読みなおし。
    文章はこちらのほうが読みやすいが言葉の美しさと装丁はあちらのほうが良い。
    解説の気に入らなさはどっこい。
    右手に新潮文庫、左手に偕成社文庫をもって比べながら読んだ。違いを見るのは楽しい。

    死と美がどうのとか死ぬけどバッドエンドじゃなくて魂が天国に迎えられるからキリスト教的価値観でどうのとか、こちらの解説も納得がいかない。
    本当に良いこととして描くなら、自分を称えさせようとする政治家たちの愚かさを描いた後で神様に「私を称えさせよう」なんて言わせるはずがない。
    小人の死だって救いなんかじゃない。
    同性愛についても、こちらはヘイトレベルのホモフォビアでこそないけれどなかったことにしてある感じ。
    「ムーア人」の説明はまるで動物扱い。


    物語自体は興味深い。面白いとか好きというのとは違うんだけど。
    ここに出てくる死はやっぱりひどいこととして描かれているのだと私は思う。
    死んだって何にもならないし死なせたやつらにとっては屁でもないちっぽけな死だ。
    だからこれは、自分を貶める人のために尽くそうが死のうがなんにもならないという後ろ向きな肯定なのだと思う。
    「君が自殺してもいじめっこは苦しまないよ」みたいな。

    「若い王」は自発的隷従論http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4480094253を思い浮かべた。
    「漁師とその魂」は、恋を罪とみなされる話と読めばゲイっぽいし、
    「スペイン王女の誕生日」に出てくる菫は「障害者は障害者らしく申し訳なさそうに生きていれば同情してあげるのに」と、のたまう健常者を重ねたくなる。
    やっぱりこれは真っすぐ読んで真に受けるような本じゃない。
    この本は気に入らないけどワイルドはもっと読みたくなった。

  • 2011/10/15
    「ナイチンゲールとバラの花」
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm7868751
    朗読:中村恵子
    しょうもない童貞だな……。ナイチンゲールかわいそす。

    まんが世界昔ばなしにもなった。胸に針を刺すシーンが本当に痛かった。あれを子ども向けに放送してたとか何考えてるんだ。トラウマものだ。

    「幸福な王子」
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm7729567
    朗読:中村恵子
    自分と親切な他人を犠牲にしなきゃならない善行に価値があるとは思えない。意味がないとまでは言わないけど。

  • 「ナイチンゲールとバラ」が恋心と残酷な現実の狭間を見せつけられるようで、切な過ぎる。「すばらしい打ちあげ花火」はこんな人いるなーと思うし、皮肉たっぷりのところがユーモラス。最後の死に際も美徳を持っていて、なんとも頼もしさを感じてしまう。「星の子」もおもしろい。ただ死んだあとに続く現実はシビアだという部分は、他の童話とひとあじ違う。はんとも儚く、潔く。確固たる美を貫く主人公ばかり。オスカーワイルドの美意識の高さが覗える。

  • 幸福の王子ちゃんと読んだのは初めてでした。
    絵本とかで読んだことはあるとは思うのですが…今読むとやはり違います。
    幸福の王子のほかの童話ももの悲しいような切なくなるようなお話です。

    09’10’13

  • 動機・・・ ドラマでやってたのをきっかけに読んでみた

    自己犠牲

    って

    他人からみたらいい都合なのかな

    でも,それでもいいから自分が朽ちてもいいから
    他の人に幸せになって欲しい

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