仮名手本忠臣蔵

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037449506

感想・レビュー・書評

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  • 佐竹美保さんの描くネコ一座のみなさまにずきゅーん。
    いやはや、なんともかわいらしい・・・。

    文楽や歌舞伎でおなじみの『仮名手本忠臣蔵』を児童向けにわかりやすくくだいた本書。
    忠義だ切腹だという話をどんな風に子ども向けにしたんだろう・・・と、興味津々で読んでみました。

    本書の語り手は、なんとお軽!
    しかも、きゃぴきゃぴしたキュートなお軽ですw
    早野勘平を「あたしの彼氏!」って紹介しているあたりもイマドキ女子な感じです。

    エッセンスを取り出してまとめつつ、伝統芸能独特の言い回しや洒落を紹介したり、わかりづらそうな言葉には説明がついたりしているので、物足りなさはありませんでした。
    三浦しをんさんの『あやつられ文楽観賞』の「仮名手本忠臣蔵」の章を思い出してにんまり。

  • 金原瑞人が早野堪平の妻・お軽の目線で歌舞伎の忠臣蔵を解りやすく語って聞かせてくれます。佐竹さんの挿絵も、猫の姿の忠臣蔵で、ユーモアがあって楽しい。

著者プロフィール

1954年生まれ。翻訳家、法政大学社会学部教授。フィクション、ノンフィクション、児童書など、多ジャンルにわたって翻訳を手がけ、特に海外のYA(ヤングアダルト)作品を精力的に翻訳し、日本に紹介。訳書は550点以上。主な訳書に『武器よさらば』(ヘミングウェイ)、『青空のむこう』(シアラー)、『月と六ペンス』(モーム)、『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』(サリンジャー)、『リズムがみえる』(アイガス)など。エッセイ集に『サリンジャーに、マティーニを教わった』『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』など。日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』『怪談牡丹灯籠』など。ブックガイドに、『10代のためのYAブックガイド150!』、『13歳からの絵本ガイド YAのための100冊』、『翻訳者による海外文学ブックガイドBOOKMARK』など。

「2020年 『ゴーストダンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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