- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040647265
作品紹介・あらすじ
これは、突然同居することになった男女が、お互いに“都合の良い”兄妹関係を築いていく姿を描いた、恋愛生活小説。
高校生の浅村悠太は、親の再婚をきっかけに、同級生の綾瀬沙季と一つ屋根の下で暮らすことになった。
“同い年、美人、見た目ギャル”と派手な沙季は、一見して地味な悠太があまり関わりを持たないタイプの異性である。
だが、他者との距離の取り方が近く、男女関係や兄妹関係に慎重な価値観を持つことがわかり、二人は次第に相手との生活に居心地の良さを感じていく。
赤の他人だった二人の関係が、すこしずつ、近づいていき、ゆっくりと、変わっていく様子が綴られた、恋愛生活小説。
感想・レビュー・書評
-
結婚により兄妹になった高校生のお話。使い古された都合の良い設定ではあるが、王道だけあって楽しい。後半の妹の暴走はない方が良かったなぁ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
義妹ができたネタはたくさんあるものの、それが微妙にリアルで良い(とは言っても、もちろんラノベっぽさは残っているが)。 背伸びをしてみたり、必死で水面下で足を動かしているシーンなど、いかにもドライな高校生がやりそう。 リアルに描いている分、本巻は導入部という印象。今後の展開に期待。
-
王道的な展開の中にオリジナリティを感じられるキャラクター性やちょっとした日常の臨場感などが良かった。
-
父親が結婚して同い年のギャルJK風の妹ができた。お互い過度に干渉しない関係だったが、夜中に体を売りに来たので拒否した。
-
こういうジャンルは初めて読んだような気がするけど、結構、面白い。227ページのような展開に無茶苦茶驚いたけど、最後のヒロインサイドを読むと、本当に言ったとおりの意味だったらしい。。それ言うと、195ページの「理解してくれすぎます」も逆の意味じゃなかったらしい。。なんというか、新鮮。
-
面倒くさい女やな。
-
個人には好きな1冊。というのも同居、同棲ものの作品はすぐイチャつきに入る作品が多いが、この作品はそうではない。2人の手探りな距離感が読んでいて心地いい。
個人的には栞さんが好き。 -
親の再婚で兄妹となった二人の男女の微妙な距離感を描いた日常生活かな
同著者の「友達の妹が俺にだけウザい」が面白かったので購入
も、ノリ的には圧倒的におとなしい
淡々と日常が過ぎ、大した盛り上がりもなく、1巻で描かれる1週間では二人の関係性に大きな進展もない
意図としては繊細で機微な高校生の心情表現をしたかったのかもしれないが、ラノベらしいセリフ文や思考文中心の文章なのでなんか違う
イメージとしては最初から味付けをとことん絞って繊細な味付けの料理を狙ったものの、結局はこってりラーメンにお湯を足して味が薄めました的な感じか
テンポ感的には導入の前半という感じだから盛り上がらないのも致し方ないのかもしれないがそれなら(おそらく導入分後半になるであろう)2巻と同時刊行するなり合冊するなりしないと小説として面白くない
もともとは4人(兄妹とそれぞれの親友)の話らしいので、次巻以降はもう少しワイガヤなり、気持ちの揺れなりがあると期待したい
以下再読のための備忘
・洗濯した後のパンツはハンカチと同じ
・「何も起きませんよ」「ナニは起きることもあるんじゃない?」
・美人で気のいい巨乳のお姉さん
・身内相手の夜の仕事はリスクの少ない高額バイト? -
同級生から、兄妹へ。一つ屋根の下の日々。
高校生の浅村悠太は、親の再婚をきっかけに、学年で一番の美少女・綾瀬沙季と一つ屋根の下で兄妹として暮らすことになった。
互いに両親の不仲を見てきたため男女関係に慎重な価値観を持つ二人は、歩み寄りすぎず、対立もせず、適度な距離感を保とうと約束する。
家族の愛情に飢え孤独に努力を重ねてきたがゆえに他人に甘える術を知らない沙季と、彼女の兄としての関わり方に戸惑う悠太。
どこか似た者同士だった二人は、次第に互いとの生活に居心地の良さを感じていき……。
これはいつか恋に至るかもしれない物語。
赤の他人だった男女の関係が、少しずつ、近づいていき、ゆっくりと、変わっていく日々を綴った、恋愛生活小説。