ヤンキー君と白杖ガール 5 (MFC)

著者 :
  • KADOKAWA
4.43
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本棚登録 : 132
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040649108

作品紹介・あらすじ

街を牛耳る最恐ヤンキー・黒川森生(18)と盲学校高等部に通う「弱視」の赤座ユキコ(16)。 出会ってしまった運命のふたり――!!

感想・レビュー・書評

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  • #3392ー215
    #3410ー27ー233

  • ヤンキー君と白杖ガール 5 (MFC)

    管理職とか組織トップには知っていて欲しい(読んでとは言わない(笑))作品なんだよな。

    ユキコの覚悟と行動が周囲を変えていく
    「ここは仕事場でリハビリ施設じゃないんですけと」
    という紺野の言葉に
    「特別」なものである「普通」に生きている事は凄いこと!茶尾店長がさらっと言います。

    どんな人も不幸とは無関係でいられない、だから社会には誰一人取りこぼさないように、包み込む余白が必要なのだと、少なくとも自分の店はそうしたいのだ、会社が従業員のためにあるべき と。

    引きこもりだった栗栖の社会復帰は、この店長だからこそなのかな?と思います。

    ユキコは黒川とお家デート♪恋する乙女全開です。
    でも、黒川の免許をとったら!という思いに対し心配される人にはなりたくないと、心は対等でありたいと。

    弱視であることで、点字が読めるって私も思い込んでました。

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    #漫画倶楽部
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  • お気楽っぽい店長のいるハンバーガー屋で
    ついにアルバイトをはじめたユキコ。
    この巻ではその奮闘ぶりが描かれます。

    アルバイト先にはいろいろな人がいて
    少しずつだけどお互いを知って
    人間関係を作っていく。
    そんな中、ひとりの少年が逆に
    その場所から消えようとしていて…。
    このお気楽店長、すごい懐深い人だ。

    バイト先にあらわれた黒川のこと
    仲間に熱く語っちゃうユキコさんが
    愛しすぎます〜(*^V^*)

  •  読了。
     店長め。ドキッとさせられた。
    障がい者のユキコが特別と感じる栗栖君、頑張れ。彼のように生きにくい社会だよ。

    でも希望はある。
    (211027)

  • こ、心に刺さってきますなぁ、この(5)
    改めて、この『ヤンキー君と白杖ガール』が良い作品だな、と自覚できたのは、今、私の精神状態が大分、刺々しい感じになっているからだと思います。
    正直な話、私、今の職場と言うか、人間関係に嫌気が差してきていて、いよいよ辞めようか、と思い始めているんですよね。仕事の内容それ自体は苦痛に感じないんですけど、自分の仕事の質に対して、嫌味を上司に言われるのが、ホント、精神的にキツくなってきているんですよ。
    なので、弱視のユキコや、コミュ症なクリスが、職場を自分がいていい場所、と考えられるように、改善の努力をしてくれている茶尾店長が、もの凄く、良い人だ、と感じてしまいました。
    今さら、こういう上司が欲しかった、や、もっと楽しめる仕事に就くべきだったか、と嘆いたって遅すぎる、仕事が出来ない自分が全面的に悪い、と理解もしちゃいるんですが、体と心がキツくなってきているのは事実。
    ただ、この(5)を読んで、もうちょい、今の職場で頑張ろう、と思えました。
    もちろん、自殺や犯罪に手を染めるまで追い込まれるつもりはないんですが、ここで逃げたら、心底、自分が嫌になって、この『ヤンキー君と白杖ガール』や他の名作を楽しんで読めなくなる気がするんですよね。
    ほんと、普通に、働くのも、生きるのも、簡単じゃないですね。けど、何もかも簡単すぎちゃったら、人生は面白くありません。少しくらいの苦労があった方が、人間は成長できますからね、きっと。むしろ、成長できる、変われる人間は、その辛さから、何かを掴めるタイプじゃないでしょうか。
    嫌味が多い上司にしたって、良い所が一つもない訳じゃないですし、私を仕事が出来る人間にしよう、と考え、面と向かって言葉にしてくれているのかもしれません。仮に、ただの嫌がらせであったとしても、ここで尻尾を巻いて逃げたら、相手の思うつぼです。それって、悔しすぎます。案外、私、負けず嫌いなんですよw
    ともあれ、この(5)でも、かなりイチャついていた森生とユキコが、次巻で、どんな進展を見せるのか、楽しみにしています。

    この台詞を引用に選んだのは、苦い経験をしている人の言葉には説得力があるなぁ、と感じられたので。
    ぶっちゃけた話、茶尾店長は、甘いですよね、社会人かつ上に立つ者として。
    損をし過ぎてしまう人でしょう、間違いなく。
    ただ、こういう、自分が損をしてでも、痛みを負ったとしても、誰かの為に自分は何をできるか、を考えて、率先して動こうとする人が、ちょっとずつ、世界を良い方向に動かしていくんじゃないかな、と思えるのも確かです。
    そういう人が足掻いて、失敗しても挫けず、再挑戦を重ね続ける姿を見て、心を揺さぶられた人は、力を貸したくなり、輪は大きくなっていくんでしょうね。
    そんな茶尾店長に救われ、同時に、彼の心からほんの少しだけ、重りを取り除いたクリスの心に芽生えた感情、これは、まだ、名を持たないものでしょう。
    尊敬かも知れませんし、思慕かも知れませんし、もしかすると、恋心って可能性もあります。
    いずれにしろ、心に波が起きるようになり、それを表に出せるなら、クリスは自分を、なりたい自分へ変える事が出来るはずです。私は、そう信じています。
    「人生って、けっこう、大変じゃない・・・・・・!? 真面目に生きてても、思ってもみなかったような嵐が襲いかってくる事もあるし。そうして、キズついて、打ちのめさて、もうダメだってくじけても、人はなんとか、立ち上がって、また、明日へ向かおうとする。そんな姿を見るたびに・・・・・・ぼくは、とても愛しくて、生きてるだけで、ぼくらはスゴいって思うんだ・・・・・・」(by茶尾店長)

  • 栗栖くんを中心に、ユキコさんとの関係、チャオ店長との関係を描く。紺野さんはまだ深掘りある?
    チャオ店長は過去を背負いすぎな感じもするけど、彼自身が弱者を経験することで、また違った見え方もしてくるのかな。

  • #ヤンキー君と白杖ガール
    何度でも言うけど、このお話はもっと評価されていいと思う。
    漫画とか文字の本とか関係ない、人として大事なことが毎回詰まってる愛しい、尊い貴いお話です。今回も尊さMAX振り切ってます。

  • 店長ぉぉぉ!!!!
    自分の居場所を守るため、世間から追い詰められる人を無視することもあるけれど、巡りめぐって追い詰められた人のこぶしが、自分や自分の大事な人に向けられることもあり得る。
    最初は軽く見えた店長だけど、一気に好きになった。
    こういう風にひとりが一人を助けられれば、世界はもっとよくなるのにな。

    "どんな人の不幸も無関係ではいられないんだ、ひとつの社会に生きている限り
    だから余白が必要なんだ、誰ひとりこぼさないように包み込める余裕がーー"
    めちゃくちゃタイムリーだけど、目の前で通り魔事件のニュースが報道されている。犯人の少女をこうなる前に救うことはできなかったのだろうかと思わずにはいられない。

  • この巻の感動フレーズ
    「社会」はひとりひとりの集まりだから
    誰かが脱落すれば
    別の誰かに必ず影響が出る
    A君に襲われてしまったおばあさんのように、、、
    どんな人の不幸も無関係ではいられないんだ
    ひとつの社会に生きている限りーー
    だから余白が必要なんだよ
    (店長さん)

    あ、いや、こちらの方がこの巻の感動フレーズかな。

    ぼくらは生きてるだけで
    お金をもらったっていいと
    思ってるんだよ
    (店長さん)

    非常に現代的な今の今の課題と展望を表すフレーズだと思います。ぜひ丸ごと読んで真意を理解していただけたらよいかと。

  • 街を牛耳る最恐ヤンキー・黒川森生(18)と盲学校高等部に通う「弱視」の赤座ユキコ(16)。 出会ってしまった運命のふたり――!!

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