表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 3803
感想 : 404
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040693163

感想・レビュー・書評

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  • 最終章の一つ前かな?からぐんぐん色合いが変わっていく展開に引き込まれた。小説みたいな読後感。

  • キューバに行きたくなりました。

    若林がキューバに求めていたもの、わたしも途上国を旅した時に同じようなものを勝手に求めていたなあ、と気づきました。それを綺麗に言語化してくれていて、読んでいて気持ちよかったです。

    地球上に新自由主義から逃げられる場所なんて、もうそんなに残っていないのだろうな。そう思うとアリのように毎日働き詰めるしかないのだろうか。でもこのまま死ぬのは嫌だなあ〜

    なんて、読了後はぼうっと考えてしまいました。

    若林さんの哲学、好きです。ラジオを鬼のように聞きます。

  • キューバの旅行記.たった3泊5日の旅ながら,作者にとって中身のグッと凝縮された,再生感溢れるものとなっている.新自由主義経済への疑問や格差社会への腹立ちなどが社会主義国キューバでくっきりし,日本の良さも新ためて感じて有意義なものとなってるようだ.写真も多くわかりやすいものとなっている.最後になってお父さんへの別れのような意味もあったのだと,若林さんの一つの区切りのようなものだったんだと納得した.

  • リトルトゥースな僕は、ラジオとこの本で、若林さんのキューバ紀行をより深く楽しく感じられました。

    親父のメガネのツル話も思い出しました。

  • 若林がキューバ、モンゴル、アイスランドの旅行を通じて
    感じたこと、理解したことを吐露したエッセイ。
    そして、巻末のDJ松永の解説(文庫本だけ)は極めてアツイので何度も読み返したい。
    あと、アイスランド大晦日の花火を見に行きたいと強く思った。

    — 以下印象に残った内容
    新自由主義の中では、どこまでいっても足りることなく
    どこまで進めば良いのか際限がない。

    日本社会は3カ国に比べ”世間”を信仰している。

    世間は、空気を読め。と言い、
    新自由主義は、個性を出せ。と言う。

    この現代社会を生き抜くには、
    ”血の通った関係と没頭”こそが重要だと感じる。

  • キューバに行きたくなった。キンキンに冷えたモヒート、飲みたいな

  • キューバの観光地を効率よく回ったり、ディープな場所にも行くし、些細なコトで気分を害して引きずったりもする旅のエッセイ。
    カストロが大観衆を前に演説した革命広場や闘鶏場の熱気が伝わってきて、アイスクリーム屋やビーチ、堤防沿いに集まるキューバの人たちの表情が丁寧に描写されていた。

    インドア派の若林さんが、1人でキューバに行きたかった理由は…。

  • (2024/01/10 1h)

  • ある1ページだけ突如カラーになるところがいい

  • TVドラマ「だが、情熱はある」を観ながら、若林さんってそういえば本書いてるよなぁどれか読んでみよって感じで図書館で借りた本。
    キューバに行くことなど考えたことがなかったので知識などもなく、知らない事だらけで
    最初は面白い旅行記だなと思いながら、スイスイ読み進めた。日本には、広告看板が多すぎて疲れること、知ることは動揺を鎮めるねという若林さんの言葉に共感し、最終的には涙がでて止まらなかった。こんなにお父さんのこと好きなんだって知らなかったな。

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著者プロフィール

1978年9月20日生まれ。テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』、日本テレビ『スクール革命!』、NHK『マサカメTV』、ニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』等テレビ、ラジオで活躍中。ダ・ヴィンチの好評連載を単行本化した『社会人大学人見知り学部卒業見込』を2013年に刊行。

「2017年 『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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