- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040747071
作品紹介・あらすじ
◆◇◆少女を救ってくれた貴公子(アルヴィン)は、貴族の後継者だった◆◇◆
絶望の淵にいたローザは、美貌の貴公子アルヴィンに救われた。今は聡明な少女として、骨董店で彼を支えている。しかし、アルヴィンがもつ教養や莫大な財産は、彼女にとって謎めいたまま。
ある日、ローザは貴族の青年をとっさの機転で助ける。家族に対する想いを語り合い、打ち解ける二人だが――。なんと青年はアルヴィンの兄弟だった。彼こそ伯爵家でのアルヴィンの立場を奪った者だという。アルヴィンが貴族だったことに驚くローザだが、"妖精"にまつわる過去からすれ違い続ける兄弟のため心を砕き……?
~妖精の伝承が薄れた産業革命時代。孤独な少女と美貌の青年が、かけがえのない愛を見つける。これは時代に忘れられた、優しいフェアリーテイル~
◆◇◆登場人物紹介◆◇◆
主人公・ローザ …… 母が亡くなり天涯孤独になった少女。上流階級の美しい言葉と所作を身につけている。労働階級のなかでは浮いた存在だった。
銀の貴公子・アルヴィン …… 地位と財をもつが、風変わりで謎めいた青年。伝承上の妖精に対して強い関心を寄せる背景には秘めた過去があるようで…?
感想・レビュー・書評
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ローザはだいぶしっかりしてきた事もあって、アルヴィンと兄弟の確執がメイン。結局皆良い人で、少しずつでも歩み寄っていけると良いなと思います。
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少女小説風味のキャラクター小説、第二巻。
主役の2人の可愛らしさ、華々しさはそのままに、周囲の登場人物たちが続々と登場する巻だった。
柔らかい文体、優しい男性キャラ、しなやかなヒロイン。読んでて気持ちのいい、爽やかな甘い香りの漂うロマンあふれるストーリーだ。
前巻よりも切なく悲しい雰囲気は増したが、メイン2人が終始ほんわかした空気感を出してるので、微笑ましさは変わらず。
妖精、紅茶、お菓子、可愛い女の子に美青年、まさに理想的な少女小説である。
女子のロマンは大切! -
恐ろしい話や