ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005613

感想・レビュー・書評

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  • 『タイムマシンブルース』に続き、モリミー作品七作目。今作は大学生の僕ではなく、小学生のボクが主人公だ。これだけである程度作品を読んできた人なら伝わるんじゃなかろうか…。結局、これは少年の初恋物語なんだろうなぁ(^^) 星四つ。

  • 子どもの頃の好奇心•探究心、アオヤマ君ほどではないにしても私にもそれなりにあったはずで、たくさん調べて自分なりに考えて、そういうのがうらやましくなった。

    初めての森見さん。
    はじめてなら「夜は短し〜」を読みそうなところなんだけど、この作品は元々アニメ映画から知ったもので、そこから原作があの森見さんの小説だと知って、それなら映画を見る前に原作読んでみようと思った。

  • 森見登美彦は初めて。SFなので超科学的な現象は良いとして、人の台詞や行動に現実味が無いというか、いかにもアニメっぽいなと感じた。それは好みから外れているのでう〜んと読み進めたが、終わってみればこれが味だし面白いと思った。
    日本版ストレンジャー・シングスであり、エヴァのようなディストピア感があり、最後はアントマンのようだ。SFと愛は切っても切り離せないものだな。

  • かなりのファンタジーだが想像しやすく、空想の世界が広がる。
    映画を見て想像できなかった部分を補填したい。ペンギンかわいい

  • ふしぎな話だった。
    切なくなった。
    アオヤマくん賢かった。
    絶対僕より賢い。
    でも時々見せる小学四年生っぷりが良い。
    たいへん面白い作品だった。

  • 映画を見てみようかな。

  • とてもきれいな情景がたくさん思い浮かんでくる物語でした。映画を観ていないので、どんなふうに表現しているのか観てみたいと思います!

  • SFはあまり得意としていなかったのだけれど、「小賢しい」(笑)アオヤマ少年の語り口が妙に可愛くて、すらすらと読めてしまった。お姉さんと「海」とペンギンたちの謎が一つになった時、絡まった毛玉がもとの一本の糸に戻った時のように爽快感があった。
    お父さんの「問題の解き方 三原則」が非常に印象に残っている。
    「1.問題を分けて小さくする」
    「2.問題を見る角度を変える」
    「3.似ている問題を探す」
    普段何気なくやっていることではあるけれど、こうやって言語化されるとなるほどなと思える。色んなところで使える鉄則だと思われるし、色んなところで意識してみたいなと考えさせられた。

  • 次々と起こる不可解な現象を、小学生の男の子がひとつひとつ「研究」していく。
    悩みに悩み、真実に辿り着いたときの快感がすごい!

  • 研究熱心な少年アオヤマ君とペンギンを生み出すお姉さん。少年と共に研究をするウチダ君。美人でチェスが得意なハマモトさん。横暴なスズキ君。
    魅力的なキャラクターが読んでいて楽しかったのと、日常と非日常がゆらゆらしていて不思議だった。

    話の結末というよりは、その過程の言葉だったり考え方、行動の仕方がすごく学びになった。森見登美彦って読みやすい文も書けるのね。

著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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