at Home (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008522

感想・レビュー・書評

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  • 4つの家族の物語 短編集

    どれもどんでん返し!
    結構ハードめ家族の愛の話
    どれもこれも愛がそこにあるな…そしてどんでん返し面白くて一気読みでした

  • MOMENT,WILLと読んでみて面白かったので購入。

    読みながら「なんか展開が早いなー」と思っていたら、まさかの短編小説集でした。
    ちょっとばかり現実離れしたストーリ展開ではありますが、こういう世界もあるんだろうなーと思わせる辺りに本多さんの小説の魅力を感じてしまいます。

    ぶっちゃけ面白い小説で、一気に読破してしまいました。
    楽しい短編集です!!

  • 家族の形に正解はない。
    たとえ血がつながっていなくても、たとえ一緒に暮らしていなくても。
    他人と結婚して家族になるんだもん、そりゃ様々ですよね!と実感できる。

  • 短編集

    さまざまな家族模様があり、いずれも最後はあたたかくなるストーリー!
    心があったかくなった!


  • at Home という題名を見て誰を真っ先に浮かべたか。
    真っ先に浮かんだ人こそ家族だと思わせる小説。

    自宅という意味の題名だが
    この本を読んでいると自宅というものは
    それぞれなんだとより一層感じる。
    血の繋がりが無くても一緒に生活を営む場所。
    安らげる場所こそが自宅なのでは無いだろうか。

    血の繋がりのみが親子、家族ではない。
    過ごした時間は血よりも濃いという言葉が有るように
    家族というものは、思いあって縁を大切にしていかなくては血の繋がりがある人も家族では無くなっていく。

    そう思わせるような小説である。

    自宅に帰ると暖かく迎えてくれる人
    自宅に帰るとご飯を作ってくれている人
    自宅に帰ると今日の出来事を話してくれる人
     
    自宅に帰るだけで暖かくなれる場所

    家族の定義は何だって良い
    本人たちが家族というのなら家族である



  • 色んな家族の形が描かれていた。

    家族に起こる問題も、想像できない事件が多く、ハラハラドキドキした。

    短編集で読みやすく、満足した。

  • いろいろな人がいる様にいろいろな形の「家族」「親子」がある。
    それが血の繋がりの大事さを感じる関係だったり、反対に血の繋がりなんて関係ないよね。と思う関係だったり。
    1番好きだったのは表題の「at home」
    短編じゃなくて長編でも良かったと思った。
    ただ「日曜日のやどかり」「共犯者たち」も「父親」がとても格好良い。「共犯者たち」の父親は外で見てると格好良いが自分の親だったらどうだろう?ちょっと…。って思うな。
    丁寧な言葉使いで話す父娘。
    親子3人で独特なカレー(笑)を食べる最後のシーンがとても好き。
    そのシーンだけ会話だけなのも印象的。
    あぁ、家族だな。
    「リバイバル」はその中でも少し異色な感じがした。

  • 夏休み、さて何を読もうかと各社の夏のキャンペーンの小冊子を貰って帰って考える。
    今年は角川のフェアに惹かれるものが多く3冊注文、その内の2冊目。帰省の新幹線の中で読了。
    お父さんは泥棒で、お母さんは結婚詐欺師、僕はパスポートの偽造屋…という設定の短編連作かと思っていたら、そのお話は最初の奴だけで、奇妙な形ばかりの“家族”のお話が4つ。
    どれもがなかなかいい話はなんだけど、設定も含めて些か出来すぎの感。
    最初の設定で色んな話を読んでみたかったような気がする。

  • 家族を題材とした短編集。
    家族といっても、血が繋がっていなかったり、複雑な事情があったりで、一筋縄ではいかないような家族が描かれているという印象でした。
    それぞれの話に書かれてる事は、全部が全部共感できたり理解できたって訳じゃないけど、なるほどと思った部分や気付かされた部分、共感した部分があり良かった。

    「at Home」の終盤で真相が一気に明らかになって、かなり驚いた。
    確かに読んでて、ん?となった場面はあったんだけど。
    「リバイバル」という話が泣けてしまった。

  • 色んな家族の形を知れた。
    血のつながりがなくても、離れて暮らしていても、家族のあり方はさまざま。愛を押し売りすることなく、つながりの深さを感じられる、短編集。

著者プロフィール

1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞。‘99年、『MISSING』で単行本デビュー、「このミステリーがすごい! 2000年版」でトップ10入りするなど高く評価され、脚光を浴びる。以後、恋愛、青春小説を超えた新しい静謐なエンターテインメント作品を上梓、常に読者の圧倒的支持を得ている。その他の作品に『正義のミカタ』『MOMENT』『WILL』『魔術師の視線』『君の隣に』など。『dele』では原案と脚本を担当し、山田孝之と菅田将暉主演でドラマ化された。

「2021年 『チェーン・ポイズン <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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