禍家 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 423
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010990

感想・レビュー・書評

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  • 20190628読了 書き忘れてた!
    3.5評価で四捨五入☆4つ評価

    覚書
    棟方貢太郎 小久保(老人) 生川礼奈
    橘静子(↑祖母) シミちゃん↓ デジャブ
    化物屋敷 上総(かずさ) 上野(かみつけ) 

    ホラーを読んでいると嫌なモノに追われるシーンが
    つきものだけど、何気にその感覚が分かる描写が
    あったりして、怖い物見たさで読んでしまうホラーw
    礼奈ちゃん、しっかりしてる子だ!
    彼女も主人公も小学校卒業したばかりで凄い活躍!
    というところが個人的に少々興ざめで評価減点に。

  • 両親を亡くした少年は、祖母と暮らすため郊外に越してきた。そこは初めての土地だったが町並みにも家にも既視感があった。
    今までの経験上、こういう場合はろくな目にあわない。
    ここでとんでもない経験をするのでは…?不安を抱える少年に老人が語りかける。
    「ぼうず、おかえり・・・」

    少年を襲う怪奇現象。家に隠された秘密とは?戦慄のホラーミステリー作品。
    読む前に期待していた通りの作品でした。ホラーが苦手な方には全くオススメできません。
    しっかり怖くて、それだけじゃなく謎解き要素もあって。怖いながらも楽しめました。

  • 事故で両親を亡くした少年・貢太郎は、祖母に連れられて都心から離れた町へと引っ越す。12年間、生まれた土地から出たことはなかったのに、引っ越した町に抱く既視感。しかも不気味な老人から「ぼうず、おかえり」と声をかけられる。引っ越した晩から貢太郎を襲う怪異現象。貢太郎は町内会長の孫・礼奈に協力を求め、この町の過去を調べはじめる。

    怖がりなんだからやめときゃいいのに、ついつい手を出してしまう三津田さんのホラー。姿は見えないけれど気配はあるって怖すぎる。よくもこんな家から逃げ出さずに住みつづけるもんだ。で、気配だけのはずが、途中から生首やら四肢ちょん切れかけの幽霊が出てきて失笑。真相は面白く、オカルトに終わらず、ちゃんと生身の人間が犯人なのはよかった。だけどその終わり方は嫌すぎでしょう。もっとスッキリ感じよく終わってくれないと眠れない(笑)。

  • 最近著者の作品を読み始めて、なかなか怖くてお気に入りの作家になるかと思ったんだけど、そうでもないのかも?っていう。。。
    ジャパニーズホラーの怖さは、見えない場所にいる何者かを知覚してしまうことにあると思っている。少なくとも自分が怖いと思うのはそういう感覚。仄暗い水の底からっていう映画は、お化けが全然姿を現さないのが怖かった。
    本作では、お化けが見えてしまうのがしんどい。途端に怖くなくなる。森の話も二番煎じ感があったし。
    となるとどんでん返しもわざとらしい技巧的な物に見えてきてしまって。とはいえ楽しく読めたことは読めた。

  • 男孩子的灵感。何因縁?主人是12岁, 加害者是15岁,没問題?

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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