カブキブ! 3 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.16
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本棚登録 : 604
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041013632

作品紹介・あらすじ

大舞台である文化祭を無事終えた、カブキブの面々。部活メンバー同士の絆も深まる中、4月の新入生歓迎会に向け、短い芝居をすることに! 演目は「白浪五人男。果たして舞台は上手くいくのか!?

感想・レビュー・書評

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  • トラブルはつきもの。
    どんな事であろうと本番寸前に戦線離脱となると、悔しい想いでいっぱいだろ。
    実力があるからこそ、普段とは違い周りのレベルに合わせて演じれるのだろ。

  • こりゃ4巻が楽しみだー!!

  • 倒れた梨里先輩に変わって舞台にたつのは...!?

    面白くてすらすら読んでしまった
    歌舞伎何にも知らなかったけれど、すごい面白そうで興味でてきた

    最後の新入生がすごい興味深い

  • カブキブ3
    191201読了。
    今年103冊目今月1冊目。

    #読了
    #榎田ユウリ
    #カブキブ3

    予告通りの一気読み〜
    予定調和と思いつつぅ〜
    避けて通れぬトラブルとぉ〜
    粋な展開胸熱くゥ〜
    見届けたるは歓迎会〜!

    なんかさ、七五調って心地いいよね。
    4巻目も持ってくれば良かった、、、。

    キャラの対比が鮮やかです。
    トンボくんの恋の行方が気になります。

  • 部員が増えていってますます面白くなっていく。

  • おおっ、御曹司を説き伏せた!
    楽しい輪が広がってく感じ、ワクワクする。
    なんだか有川先生のキケン思い出した。

  • 歌舞伎好きが嵩じて自分たちで上演するに至る高校生達の成長物語第3巻。今回も面白かった! どんどん本格化してきていて、しかも人もどんどん巻き込まれていっている。次もニューフェースが増えそうで楽しみだ。

  • 部員の出生の秘密というかなんというか、背景が少しずつ浮き彫りになってきました。
    黒悟が「お母さん」と呼ばない理由。トンボの好感度がストップ高に。


    新入生歓迎会&部活紹介で、カブキ同好会は「白浪五人男」を演じることに決めました。前回、舞台直前で「次巻へ続く!!」ってされちゃったので、戦々恐々と読み進めましたが、今回はちゃんと演じきってくれて重畳。

    白銀屋の御曹司、蛯原には蛯原で葛藤があるよねー。
    今後、黒悟をはじめとするカブキ同好会と化学反応が起きることを期待します。

  • 人間国宝が昔英才教育、今後ろ盾なしな阿久津の才能に興味を持ち、そこで台詞だけ合わせたことにより仁の頑なさが少し吹き飛ぶ。一保護者や新入生のお客に、公演後体調不良な芳と助け出すとんぼ、採寸する丸子の幕間の多彩な目線、黒悟が信頼する安定の寡黙さなとんぼが良い。黒悟の家族事情等。劇中劇はどうにも流れる。。

  • 3巻は蛯原巻かなと予想してみたけれど、半分以上は阿久津巻だったかな。
    どっちも気になる案件だっただけに、それぞれが少しずつ進行していき、二人のことが少しずつ解き明かされていく描写に逸りながらページを繰った。
    1,2巻が怒涛の展開だっただけに、少し中だるみの感はなきにしもであったが、その実大切なことがたくさん盛り込まれている巻でもあったと思う。阿久津くんの出自も、蛯原くんの懊悩も、そしてクロのことも。

    たまたま入った学校に、梨園の御曹司や歌舞伎経験者がいるなんて!と最初の設定では思ったが、そういうこともあるのかもしれん。もはやそうでなければ。彼らの存在がなければこの物語は成り立たない。と思えるくらいに彼らの存在感がでかい。
    阿久津くんの魅力もさることながら、この話はもしかしたら蛯原くんいなければ成り立たないのではないかな?
    いや、成り立たなくはないだろうけれど、まったく違ったストーリーになっているのかも。
    歌舞伎が大好きで、楽しく歌舞伎をやりたいと思っていた主人公のクロ。彼がいるだけでは、世界はそこで、高校の部活の楽しい歌舞伎で完結してしまっただろうから。
    そこに疑問を投げかける蛯原くんの存在は、歌舞伎に対する造詣に深みを与えているように思う。阿久津くんの存在もそうなのかも。

    二人のやるお嬢とお坊のシーンがとてもいい。
    蛯原くんの懊悩を見ていると、なんとなくだけど、「昭和元禄落語心中」を思い出した。なんとなくだけど。

    そして、雪のちらつく歌舞伎座を前にした、クロと蛯原くんの邂逅のシーンもよいですね。蛯原くんはいずれ、クロの存在によってその雁字搦めから解放されるだろうか。クロにはそんな魅力があって、そこがこの物語の魅力でもある。

    惜しむらくは、3巻を最後まで読み終える前に4巻の表紙を見てしまったことだ。
    3巻の最後の1行の破壊力を、自ら殺してしまったのが悔やまれる。

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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