肉小説集

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.09
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本棚登録 : 1077
感想 : 185
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014271

感想・レビュー・書評

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  • 意外とそんなにおもしろくなかった。
    中年男性がホルモンを噛みきれずに苦戦する様子が目に浮かび気持ち悪かったが、そのホルモンを口からポロリと落としてまた口に入れたのに、後日優しくフォローしてくれる部下たちに驚いた。

  • 期待したほど肉肉してなかった。
    けど全体的になんか可愛い短編集だった。
    最初の人はかわいそうだけど…

  • 今年一番良かった短編!繰り返し3回読むし... テンポよく刻まれる文章。各世代が抱える悩みを豚の部位のタイトルになぞらえて、救いある答えを用意してる。婚約後の義実家食文化に悩む話、部下に悩む部長の話など。違いを拒絶せず受け容れる思いやりが溢れてます。

  • 企画ありきの小説ではあるが、面白かった。

    肉を喰えば人間幸せになれる、とはかの詐欺師の言。

  • 「豚肉」をテーマにした短編集。

    すべての話に豚肉料理が出てきて、読み終わったあとは、思わず豚肉を食べたくなります!

    表紙のブタの絵のなかで、各話の部位はここですよ、と示してくれているのがまたいい。
    (わかりやすいし、なにより、デザインがカッコイイ!)

    【メニュー】(目次)
    1.豚足(沖縄の豚足入りおでん)
    2.ロース(濃いめのロースカツほか)
    3.バラ肉(豚バラ肉の角煮)
    4.肩肉(ホルモン焼き、豚肩肉の味噌煮込み)
    5.ヒレ肉(豚ヒレ肉のトマトソース煮込みピザ風)
    6.もも肉(ハムサンド、生ハムサンド)

  • 豚肉の部位に因んだ物語が集まった短編集。うわっ飯テロ!と思うところあり、怖い話あり、ほんわかする話あり。
    でもやっぱ、飯テロな小説集です。
    牛肉や鶏肉だとまた違う物語集になりそう。

  • 2017/02/10

  • もっと肉を食え!お肉バンザイ!台頭する肉原理主義者たち。呼応するように各地で立ち上がったラード反対派や健康至上主義者の鬨の声。もはや争いは避けられるはずもなく・・・。そんなことより、表紙に描かれた部位が各短編に対応した短編集ですから、それはもう素敵な表紙でしょう。

  • シュールな感じの短編集。
    大好きなお肉が気持ち悪く感じるなんて私の中でこの本はないなと思った。

  • 素敵な小説でした。
    ゾッとしたり、ほっこりしたり、うるっときたり。
    主人公が小学生でも、大学生でも、社会人でも、感情移入できるくらい細かい心理描写が上手い。
    他の作品もよみたくなりました。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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