柩の中の狂騒 (単行本)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 75
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041019900

感想・レビュー・書評

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  • 「柩の中の狂騒」菅原和也◆孤島に建てられた透明標本の博物館、集められた客たち、そこで発生する密室殺人…長い長い1日が始まった。設定は王道中の王道ですが結末は(たぶん)新しくてこういうミステリがあっても良いと思うのですが、描写がいちいちグロいことに疲れてしまった。

  • どう評価していいかわからない
    モヤっとした読後感。

    正統派を求めている人には合わないのは
    確かだろうけど、
    読み終わってなるほどと思えるほどの納得感もうすい。

    一言で言うなら、お、おう、としか。。

  • 隠遁した学者が住まう透明標本博物館に招かれた男女が惨劇に巻き込まれる孤島ミステリ。首斬り、密室、孤島、怪しげな館、人嫌いの主に探偵役というお約束の舞台立てでお決まりの展開を見せる中、事態は予想だにしない方向に。ミステリの王道に対するアンチテーゼであると同時に、古今東西クローズド・サークルでなぜ連続殺人が起き続けるのか理由付けているのが面白い。21世紀に書かれるべくして書かれた本格ミステリ版『キャビン』、みたいな。

  • 2014/09/27読了

  • 孤島ミステリー。謎に満ちた閉鎖空間で何が起こるか…
    展開はほぼ想像ついてたけど、殺戮描写が繰り返され、読んでいてどんどん不快になってくる。
    ネガティブシンキングの私も、登場人物に共感できる人がおらず、彼らの行動や言動、なんかイライラするわー。これも作者(というか根室)の術中にはまってるということだなww モヤモヤとした読後感。

    でも、人間ってこんなものだね。
    私も彼らと紙一重。いや、彼らと同じだ。
    もしかして、私が不安定なのって一晩中つけっぱなしの換気扇のせいかも…とマジで思った。

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著者プロフィール

1988年茨城県生まれ。ピアノバーのバーテンダー、クラブのボーイなど異色の経歴を持つ。2012年、『さあ、地獄へ堕ちよう』(KADOKAWA)で第32回横溝正史ミステリ大賞を、史上最年少の24歳で受賞しデビュー。繊細かつ破壊的な筆致で独自の世界を紡ぐ本格ミステリ界の異端児。著書に『CUT』、『柩の中の狂騒』(ともにKADOKAWA)、超能力者の団体の研究所を舞台にした青春ミステリ『ブラッド・アンド・チョコレート』(東京創元社)、『あなたは嘘を見抜けない』(講談社タイガ)など、話題作を次々と刊行する。

「2018年 『あなたの罪を数えましょう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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