ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA/角川書店 (2014年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041021637
感想・レビュー・書評
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ドラマと比較して小説のほうがより深く登場人物を掘り下げており、納得感のある結末であった。ドラマはファンタジー感が強くてあまり現実感がない印象であったが、あまり明確に理解できなかった部分が理解でき、結末を知っていても楽しめた。また、小説のほうがより残酷描写が多く、主人公の恋愛も今後の展開が気になる状況で、続きが気になる。
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初めての内藤了さん。この作品でデビュー。
ホラー小説大賞読者賞の作品。全然ホラーではなく警察物。
藤堂比奈子はこの事件で初めて現場に出る新人刑事。けれど未解決事件を詳細に頭に叩き込み、特徴のある記憶のフック的なメモで完璧に記憶する。
内容は、ドラマを見たため知ってはいたけれど映像でみるよりグロさを感じた。内容を知っていてもグイグイ引き込まれた。
ドラマの主人公の比奈子は、比奈子自身サイコ的要素があったけど小説は記憶力抜群の普通の新人刑事。それでもおもしろかった。シリーズ化されているので続きをぜひ読んでみたいと思った。 -
自分が犯した殺人と同じ手口で命を絶つという奇妙な自死事件が相次ぎ、新人刑事・藤堂比奈子が事件に挑む。
つい最近ドラマ化された「ON」の原作。
先にドラマを見てしまったので、事件の顛末に驚きはなく、そこは残念。そして、ちょっとグロいので苦手な方はご注意を。
ドラマとは登場人物のキャラが多少違う。記憶力がいいというのはそのままだけど、比奈子がすごく普通に思えてしまった。凄惨な遺体に嘔吐し、事件の被害者に感情移入し涙を流す。ドラマとは違う初々しい比奈子が、この先どう成長していくのかに期待。 -
第21回日本ホラー小説大賞読者賞受賞作、初めての内藤了。
謎の連続自殺事件を追う新人刑事:藤堂比奈子の活躍と成長を描いています。
前半の展開が弱く感じましたが、後半は怒涛の一気読みでした。シリーズ化されてるので、もちょっと読みたいと思います。が・・・
これをゴールデンでドラマ化するの??大分脚色しないと無理っぽいかもです(^_^;) -
読了・・・後味が悪い猟奇殺人の本を読んでしまった
基本的に自殺だが、その方法たるや・・・生み出した
怪物が怪物の顔をしていないので頭がバグる(´・ω・`)
死神女史のキャラが秀逸すぎ・・・シリーズ物だ! -
プロローグで引き込まれました。グロテスクな事件とその周りの暖かいストーリーで緩急つけられているようで、ホラーが苦手な私も読みやすいです。主人公の人柄と人間関係が素敵です。
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初めましての作家さん。
新人刑事で、異常なほどの記憶力を持つ藤堂比奈子と
脇を固めるわき役たちも魅力的です。
死神女史・・・いいねぇ~
警察小説にしてしまうと、ちょっと違う
だからホラーミステリってのが、落としどころとしては
いいのかな。
早いテンポで一気に読みました。
続編も出ているので読まなくっちゃ。 -
奇妙で凄惨な自死事件が続いた。被害者たちは、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。誰かが彼らを遠隔操作して、自殺に見せかけて殺しているのか?新人刑事の藤堂比奈子らは事件を追うが、捜査の途中でなぜか自死事件の画像がネットに流出してしまう。やがて浮かび上がる未解決の幼女惨殺事件。いったい犯人の目的とは?第21回日本ホラー小説大賞読者に輝く新しいタイプのホラーミステリ!