「メジャー」を生みだす マーケティングを超えるクリエイターたち (oneテーマ21)
- KADOKAWA/角川書店 (2014年12月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041024119
感想・レビュー・書評
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咲坂伊緒先生の項だけ読んだのだが、なぜか「大人とはなんぞや」みたいな話に終始しており創作についてはわからなかったぞい。
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主に音楽・漫画などのサブカルチャーの世界でメジャーを目指す人たちのインタビュー集。
歌詞の引用が多いのはさておき、単に「いまどきの若者」とくくれない彼らの個性や価値観が知れたのは良かった。 -
か20150908
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漫画家やバンドマン、いまクリエイターとして活動している人たちへのインタビュー集。どんなことを考えて作ってる、という話にはフォーカス。タイトルからいまメジャーがどんな風に可能か?メジャーであることとは?といった話を期待してただけに、そこは肩すかし感があったけど、話の中身は面白かった。
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2014年12月初版
堀田純司 著
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時代を象徴するクリエイターたちと「メジャーであること」「メジャーコンテンツ」「今の若者にウケるということ」について重ねられた対談集。
「世界を改革するより、自分たちは長生きしよう」
「ひねくれようもないくらい満たされている今の若者」
「第一に、自分たちを肯定してくれるもの。その次に攻撃できる相手を、いまの若者たちは探している」
社会を覆う共通の夢や敵がいなくなり、壁によって相対的に立ちあらわれていた「アイデンティティ」を形成しづらい世の中で、どうやって「ジブン」も描くのか。物語を描くクリエイターたちが日々の生みの苦しみから出た言葉は生々しくてとってもよかったです。 -
著者の堀田さんからいただきました。
タイトルにもある『メジャー』を、いま生み出してる生み出そうとしている人たちへのインタビューをベースに、現代と一昔前(それこそバブル時代や戦前など)との感覚の違いを明確にしていく一冊です。
インタビュイーの話がメインのときもあれば、そのインタビュイーの一言をベースに事象を広げて丁寧に解説していき、ひさびさに新書を読んだのですが、こんな中身の濃い新書はいままでで何度もない感じに感じました。
個人的には「承認欲求」と「正解のない時代」というテーマなのかなと感じました。 -
若手クリエイターとの対話を通して、現代の若者が持つ価値観や世相を炙り出す。
バランス感覚 確実なものはない 居心地のよいとこから一歩外へ -
タイトルを読んでマーケティングとかヒット作を作るには云々のビジネス系新書かと思いましたが、全然違いました。
「メジャー」な市場で作品を発表している人たちへのインタビュー集です。
著者が気になる人に会いに行ってインタビューをとり、若者の自己肯定とか自己承認、他者とのわじわりといったキーワードにつなげていくという作りでした。
「で、だから何なの?」という結論が多すぎて消化不良…。
KADOKAWAから出ているのに漫画家インタビューで角川のひとが登場しないのと(エヴァの話は少し出てきますが)、浅野いにおさんのひねくれ発言は面白かったです。