- 本 ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041024768
作品紹介・あらすじ
私を空っぽの星から救い出して――。45歳になった山崎隆二は囚われた大切な人を捜すためソウルへ飛んだ。新たな出会いと謎の組織の影。待ち受ける衝撃の結末。至高の恋愛小説シリーズがついに完結。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
話がとんでよくわからない部分が多々ありました。
何があっても踊り続けるしかないんだろうなぁ。 -
まず間違いなく言えるのは、パイロットフィッシュに続編なんて必要なかったってこと。
感性の集合体ではなく、記憶の集合体となってしまった山崎の回想がほとんど。
回想というか、もう記憶の中でしか現実を生きていられないだけ。
ただのしみったれたさみしい中年のオッサンじゃないかこれじゃ。
国をまたいでの売春組織から可奈を救い出そうというのに、つらつらつらつら過去の女のことばかり思い出しながら哲学のような詩的なような自己完結を繰り返すばかり。
ストーリーも冗長で文章もくどい。これだけひっぱっておいたわりにラストは余りにも呆気なさすぎる。
すべてが完全に蛇足。
結局僕には由紀子しかいなかったんだって?こんだけやって?方向音痴にもほどがある。 -
なんだこりゃ、としか言いようがない。かなりの大事件に発展しているはずなのに、緊迫感なくだらだらと恋愛しているか、過去の回想をしているか。面倒なへたれのポエムをずーっと聞かされている感じでしんどかった。
私には全く合わなかった。 -
恋愛小説なの?なんだが詩的で哲学っぽい.そして読み終えてから気が付いた.コレ,三部作の完結編!!前作,前々作を読まないと話が繋がらないとか・・・ミスった.
以下あらすじ(裏表紙より)
恋人の七海と別れ、山崎隆二は途方に暮れていた。成人雑誌の編集部も辞め、校正者として無為に過ごす毎日。そんななか、七海の友人で行方不明になっていた風俗嬢の可奈を見たという噂を聞き、山崎は鴬谷へ向かう。彼女には会えなかったが、やがて「助けに来て」とすがりつく電話がかかってきた。山崎は囚われの身となっている可奈を救うため、海を渡った…。透明感あふれる文体で感情の揺れを繊細に綴った、至高の恋愛小説。 -
久しぶりの恋愛小説。アジアンタムブルーを書いた著者の恋愛小説シリーズらしい。
最近思うに、男性の作家が書いた男性主人公の小説はあんまり好みではないかも。ハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのか分からない曖昧な終わり方をする。男の美学?いくつもの恋愛の上に今の自分がある複雑な作りのものが多い気がする。
一眼好きなのは男性の作家が描く女性目線の小説。予想がつきにくいストーリーに転ぶような事が多い気がする。
考察すると面白いかもしれないです。
著者プロフィール
大崎善生の作品





