けもの道 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 130
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026021

作品紹介・あらすじ

たとえば、自分の不得意な相手に電話をしないといけないとき、どうするか。自分でがんばって電話する?それとも、それを嫌と思わない人に電話してもらう?北海道から全国へ広がった人気番組「水曜どうでしょう」の名物ディレクター、"藤やん"こと藤村忠寿氏が、自分流の考え方をもとに、人生観、仕事への向き合い方、家族について軽妙な語り口で執筆。一見独特だけど、読めば納得。人生がちょっとラクになるエッセイ!!

感想・レビュー・書評

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  • さすが藤やん。

    ラクに生きるための真髄がここに書かれているといっても過言ではない。

    ラクって、簡単ではない。ほんとに、真面目に生きなければいけないと思って生きてきた自分にとっては、本当に難しい。

    いや、実際はそんなに真面目じゃないし、頑張ってないけど、どこかで、まだ足りない、やらなきゃダメだ、逃げてはダメだという自分がいて、苦しくなってしまう。

    苦しくなって、生きづらくなる前に、もっと他の道もあるよ、って。そこでコツコツただ毎日を生きていれば、自ずと誰の道でもないけもの道だけど自分が歩んできた道ができているよって教えてくれた。

    自分のペースで歩ける道を、自分も見つけていきたいと思う。

  • 水曜どうでしょうの藤村さんの本です。出役のタレントさんより楽しそうにロケしてる人だと思ってましたが、いろいろ考えてる人なんだなーと。子供の頃から何だか世間をナナメに見ているような、でも、大人になってからも仕事に対する心構えがゆるい感じなのに、良いものを作っている藤村さんという人に魅力を感じました。

  • 藤やんが語りかけるように書かれているけど、普通の書き言葉の文体にして、筆者も藤やんだとは言わなかったら、この本を初めて読んだ人はビジネス書だと思ったりするかも。
    やっぱり、全国的にその名を知られる番組を作っている人だから、仕事人としてとても優秀な人なんだなと、ところどころ唸りながら読んだし、大変参考になることばかりでした。
    これからも「水どう」見続けます。

  • 『水曜どうでしょう』の名物キャラ・ディレクターの方の仕事論・人生論。
    冒頭にあるように、酒でも片手に「おいおい」「ふむふむ」と一人ツッコミをしながらお手軽に読める本です。
    著者の独白というか語りかけてくる砕けた文体とひょうひょうとした生き方の中に時折良さげなところも出てきて、結果飽きずにあっという間に読んでしまえるボリュームでした。
    ちょっと疲れてる時、それでいて意識高い系を受け付けられない時に読んでみると、この優しい本は一つの救いになるかも。

  • 目的がブレないから、いつ見てもおもしろいんだな。
    どうでしょうのDVDを買いに北海道に行こうかな。

  • 水曜どうでしょうでは、豪快に笑う、やや身勝手な印象に映る(実際は映ってないけど)ふじやん。ふじやんが、そうとうなまじめさとまともさと、人がついてくる理由がわかる、納得してしまう内容となっていた。古本で買ったら10円だったけど、10円なんて思えない1000円以上の価値があると思った。

  • 藤やんからのメッセージを読み解いているような気がする本。
    もやもやしたり、考えすぎていたことを、さらっと解説してくれるような気がした。
    人によっては気に入らないと思うけど、自分にはちょうどいいタイミングで読めました。

  • 藤村氏といえば「水曜どうでしょう」の藤やんのイメージが強いが、この本はHTBに勤めるサラリーマンとしての藤村氏の半生を綴ったものになっている。
    ときおり強く心に響く警句が載っており、ディープなどうでしょうファンのみならず、どうでしょうファンになりたての方々にもお勧めしたい一冊。

  • 人にはそれぞれ役割というものがあるというのは今の自分にはすっと入ってきた気がします。雑談しているように軽く読めるけど、決して軽いこと言ってるわけではなく何度読んでも発見があるような本だと思います。

  • こういう考え方ができればいいなぁとは思う。
    そして本文があの声で再生される。

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著者プロフィール

HTB(北海道テレビ)のスペシャリスト エグゼクティブディレクター。1965年愛知県生まれ。北海道ローカル番組でスタートし、人気が出て全国で放送されている「水曜どうでしょう」チーフディレクターで、番組ナレーターも務める。番組内の面白トークで大人気に。「水曜どうでしょう」は1996年~放送・現在も不定期放送され、DVDや関連書籍も多数。当時大学生で無名の大泉洋を起用し、その才能を開花させる。

「2020年 『水曜日のおじさんたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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