小説 創業社長死す

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027349

感想・レビュー・書評

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  • 余韻を残すというかまだ先を教えて欲しい感じの終わり方でした。本妻と隠し子と出世欲のかたまりみたいなやな感じの次期社長がいい味出してます。

  • 東邦食品の創業者・小林には妻以外の女性との家庭があった。しかし正妻に怪文書が届けられ、それをきっかけに小林の人生が軋みを立てる。ワンマン社長の来し方をめぐり人々の思惑が入り乱れる、高杉良の快心作!

  • 池井戸潤氏の様な銀行企業の物と同様に、創業者が、大きくして行った企業の背景に、2代目、3代目は、、、どうゆう手法で、企業を大きくさせのか?と、読み進んだ。

    昔は、大企業の社長や、名士等は、愛人の1人や2人は、男の甲斐性で、当たり前だったのだろう。
    それは、武士の時代から、側室の事を考えてみると、2代目の為に必須だったのだろうから。

    この小説も、正妻派と、お妾派を取り巻く連中達の動きが、描かれているが、どちらの立場が、正しいのか?

    実力のない会長の元で、企業は、上手く成り立って行けるのだろうか?

    先日、O家具屋の経営方針の違いで、親娘対決があり、まだ、もめている。
    又、Lのお菓子メーカーは、長男と次男との 経営権で、もめているとか、、、、

    係属の会社で無く、2代目社長になると、今までの、創業者以上の利益を上げなくてはいけないと、ワンマン体制を築きあげるようになって来る。

    この小説では、ビジネス小説と、書かれている割に、面白さに欠けると、思う。

    それよりも、今の、東芝の様な企業体制を、分かりやすく小説にしてほしいと、思った今日である。

  • 何のために読んでるのか、途中でわからなくなった。
    言いたいことの軸をしっかりして欲しい。

  • ワンマン社長の後は大変

  • やる気と誠意。急に創業者のワンマン社長なくなると、会社は大変だろう。

  • バブル期に創業した中堅・中小企業の多くが、
    今、創業社長の引退、の時期に来ています…。

    その実情…、近年の国内のM&Aの大部分は、
    跡継ぎ不在の中小企業の事業承継案件です…。

    創業社長が大きくした会社は…、
    2代目が会社をダメにし、3代目がつぶす…、
    とも言われますが…、(北○鮮はどぅなる?)

    本作品では、その辺りを描いているのかな~?
    って思いましたが…、

    とりあえず、くだんの創業社長は、
    戦争経験者の、一世代前の設定で、
    企業規模も、大企業といぅことで、
    イメージとは、違っていました…。

    創業社長の死去後のメインフレームは、
    正妻派閥の乗っ取りの様相でしたが…、

    メインとなるはずのお話は…、
    量的には、後半100頁ほどで、
    質的にも、あっさりしており、
    終わり方も、スッキリとせず、
    ちょっと、拍子抜けでした…。

    高杉さんは…、例えば、池井戸さんのよぅな、
    中小企業を題材にしたお話は、苦手なのかな?

    期待ハズレ感があったので、評価は低めで…。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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