櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音 (角川文庫)
- KADOKAWA (2015年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041030011
作品紹介・あらすじ
高校二年生になった正太郎。仲のいい今居と百合子と同じクラスになったものの、転校生のゴスロリ少女・蘭香が突如百合子に「親友になって」と言ったことからバランスが狂い……。彼女の謎を櫻子さんが解き明かす!
感想・レビュー・書評
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図書館で。
それにしても少年は進化というか進歩しないしえらい感傷的だなぁとは思うけどそれが少年なのか?ちょっと女々しい感じが何ともなぁ。
三賢者の話が面白かったです。そして行者ニンニクかぁ。現地で食べると違うんだろうなぁ。 -
女同士は何かと面倒くさい。確かに3人はややこしい…。鴻上さんは犠牲者だったのね。今居くんも不器用で二人の未来はあるとしてもまだ遠そうです。ヒヨドリに八つ当たりする女性も腹立たしいし、老年になって村八分的な発想を捨てない女はもっと腹立たしい。櫻子さんの気持ち良いまでのタンカでスッキリできましたがやれやれ、です。蠱惑で父を殺したい家族にも背筋が寒くなり。このシリーズは正太郎と櫻子さん、ばあやの存在で読みやすいですがエグいなぁ、と思います。ラスト、「お棺が二つでることを覚悟なさいませ」に涙…で読了です。
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良い。
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特に人の嫌な部分が見える話。その中で櫻子さんやばあやさんの良くも悪くも真っ直ぐな性格が心地いい。あと人間味のある正太郎の語りにはいつも感情移入してしまう。あと今回もSSが最高すぎて1番好きな話。
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ちょっとこわいはなしも入っていて新鮮!
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前からうすうす思っていたけれど、作者さん、メンドクサイ頭の悪そうな女子の群れをほんのりディスってる‥?
櫻子さんを読むような民にはこういった人種はいないと思うけど。
あと動物が傷つく話はイヤや…
三匹のおっさん、じゃなくて3ジジが素敵。 -
真の巨悪というところへの進み方としては、少し閑話休題的に日常が語られます。学生生活の中での輪と和とその歪み的な話でサブキャラクターたちの深みを出しつつ、九条家にまつわる部分も輪郭を整えつつ、いざ忍び寄る巨悪に対してって感じの巻ですね。北海道グルメが絶妙であるのでなおさら平和感も募る日常ミステリー。さて、最後の部分。おまけの賢人話で薄まっているが、次の巻での大きな対決へのリードとなっているのだろうか。
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7巻からチラつく花房の」影、今巻でも2つの事件に花房が関わっていると感じる館脇。しかし、櫻子さんの強力により無関係とわかるが、ラストのシーンで館脇の家のポストに蝶の羽根が入れられていた…。
いじめられていた経験から生じる歪んだ感情。
自分より幸せな人をみると殺意を感じる女性。
しかし、その相手は人間以外の動物にも向けられる。
少しの憎悪が人の考え方や行動を変えてしまうのだなと感じた。