華を殺す

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 34
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041032152

感想・レビュー・書評

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  • 美しい女性と華をテーマにしたミステリ短編集。献辞にも書かれているように、連城三紀彦さんの作品を彷彿とさせるような雰囲気に満ちています。優美で端麗で、少し残酷。古めかしい時代設定と美麗な表現がまた魅力的です。それぞれのシーンが絵のように眼前に浮かぶような気がしました。
    お気に入りは「椿の舟」。ミステリとしてこれが一番見抜けず驚かされた一作でした。単なる倒叙ミステリだと思いきや、まさかそんな裏があったとは。そこに描かれた男女の心の機微も悲しく美しくて。

著者プロフィール

(みさわ よういち)1980年年長野県生まれ。東北大学ミステリー研究会出身。2013年『致死量未満の殺人』で第3回アガサクリスティー賞を受賞しデビュー。他著作に『アガサクリスティー賞殺人事件』がある。

「2015年 『不機嫌なスピッツの公式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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