校閲ガール ア・ラ・モード

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.66
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本棚登録 : 768
感想 : 145
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036440

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    前作が面白かったので続きも借りてみました。
    続きというか周囲の人のお話、というか。

    同期の女の子二人の話が面白かった。雑誌の子は独立して、出来れば海外で活躍したかったという目標故に学生時代の友人には引けを感じている風でしたが、読んでいる方にしてみれば大手出版社にちょっとコネはあったとしても入社とかエリートじゃん!何言ってんだ、という気がしなくもないです(笑)。
    文芸に行った彼女と彼氏の関係も愉快。まあ尊敬できる所が一つでもあればやっていけるんだろうな、という感じではありますが。個人的には女性が成功すると僻みっぽくなる、一向に目の出なさそうな男性を支え続ける意義はあるんだろうか?とか思わなくはない。ミュージシャンとか売れない時代に苦労をかけた糟糠の妻を売れた途端捨てて、若い女性と再婚、なんて話をよく聞くので。
    そしてカイヅカ君と主人公は結構良いコンビのような気がしなくもない。編集と作家の関係ってのも面白いものだなぁなんて読み終えました。続きもありそうなので読んでみようっと。

  • 「校閲ガール」のスピンオフストーリーズ。
    脇役でしかなかった人々に肉付けし、血を通わせて動かすことができるのはこの著者ならでは。
    とくにエリンギの過去に泣かされた。
    単なるキノコオヤジじゃなかったのね。壮絶。

    みんなそれぞれ一生懸命生きている。
    全員応援したくなっちゃう本。

  • ドラマを先に見たが、宮木あや子さんと聞いて原作を手に取る。

    ドラマを彷彿とさせる、躍動感あふれるやりとり、ボケツッコミというか、テンポよく小気味いい。人前で読むと、笑い顔を見られてしまう恐れあり。ストレス解消にもおススメな本。今回は様々な登場人物のプライベートに踏み込んだ短編集になっていて、更に読みやすい。

  • 2作目ながら早くもスピンオフ。
    でもこっちのが好み。
    おまけ漫画でまんまとセレモニー黒真珠も予約してしまった。
    嗚呼思うツボ。

    【図書館・初読・8月9日読了】

  • 面白かった! キャラ各々がちゃんと生きて仕事して生活しててってすごい! 脇キャラも面白い話ってやっぱいいな〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ テツパンが特に面白かった! りおんたんは無いけど!

  • 読了。

    以前から校閲という仕事に興味があったので面白く読めた。
    どうやら前作があるらしい。次はそれも読む。

    全てコメディタッチかと思ったけど、茸原渚音の話は泣きそうだったし貝塚のも良い話だったな。

    前作では主人公だったらしき河野もそれぞれの章で絡んでて、その絡みも笑えた。
    (170712)

  • 8

  • ドラマを見てから小説を読みました。
    悦子さんの周辺の人物についてスピンオフ。
    悦子さんが殆ど登場しないのは残念ですが、周辺の濃い人の深掘りもよかったです。

    ドラマの配役を頭に浮かべながら読んでしまいましたが
    特に森尾と藤岩さんがドラマとは随分違う印象。

    森尾さんがドラマでは語られていないけれど、かなりスゴイひと
    藤岩さんの彼とのやり取りも意外でした。

  • 校閲ガールの周りの人の話
    周りから見てもえっちゃんいい味出してるw

  • 本シリーズの主人公、河野悦子の、周りの登場人物が主役の短編集。

    同期の森尾、藤岩、先輩の米岡、貝塚、上司の茸原(たけはら)、そして大物作家の本郷大作。

    ドラマでは書かれていなかったストーリーが多く、面白かった。
    河野悦子は今回脇役としてしか書かれていないが、それでも彼女の仕事への真面目な姿勢や、芯のある強い心は魅力的で、口や態度が悪いながらも、周りの人たちにいい影響を与えている。

    台詞のテンポが良くて、漫画を読んでいるかのような面白さがある。

    3作目も楽しみ!

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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