図書館脱出ゲーム ぼくたちの謎とき大作戦! (下)

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 114
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041039809

感想・レビュー・書評

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  • 脱出ゲーム後半戦。
    制限時間の残りあと何分と、館内に声が流れるたび私もドキドキ。
    それに合わせるようにページ数も残り少なくなっていく。
    この手の作品の必須キャラであるずるがしこい奴と、友だちと力を合わせて真正面から挑むカイルとの闘いでもある。

    「レモン博士の挑戦者は誰だ?」の暗号そのものは、案外簡単だったのよ。
    たどり着くまでが、まぁ大変で。
    作家名を使った暗号と、それぞれの入館証の裏面にある本のタイトルを使った暗号というのは、良いアイディア。影絵の暗号解読は難易度が高かった。
    あまり話してしまうと、これから読む方の意欲をそいでしまうからここでお終い。
    そうだ、デューイ十進分類法は大活躍なのです。

    そして、上巻レビューで載せたダールの「チョコレート工場の秘密」はやっぱり最後に登場!あのガラスの大エレベーター。いやぁ、嬉しかったわ。
    出口はひとつだけど、そこに至る方法はひとつじゃないというのがとても良い。

    邦訳するの、難しかっただろうなぁ。
    あるいは日本の読者向けに多少変えてある可能性もある。
    見開き2ページ分のランダムなカタカナ場面があって、原文ではどうなっていたのかと。
    そこから4文字以上の言葉を16個見つけろというミッションがある。
    時計をちらちら見ながら必死で探した。

    上下巻ともに、巻末に登場した本のリスト付き。
    上巻で20冊、下巻で38冊。
    舞台が図書館だから当然だが、頻繁にお話のタイトルが出て来てクイズのキーワードにもなっている。知っている方がもちろん楽しめる。
    読書が苦手な子でも、脱出ゲームという設定の面白さで読めそうだ。

    学校図書館のお勧め本に必ず入っているらしい。
    中学年くらいから楽しめる。続編も出ているのでそちらもどうぞ。

    • nejidonさん
      夜型さん♪
      はい、そうですね。
      文庫本がどうのなんて言って、すみませんでした。
      ぼちぼちカメの歩みを楽しみつつ読んで参りますね。
      あ...
      夜型さん♪
      はい、そうですね。
      文庫本がどうのなんて言って、すみませんでした。
      ぼちぼちカメの歩みを楽しみつつ読んで参りますね。
      あれ?それって今までどおりってこと?(*'▽')
      2021/03/02
    • 夜型さん
      Don子さん
      はい、では、本日の一冊は、安田登さんの「野の古典」です。
      Don子さん
      はい、では、本日の一冊は、安田登さんの「野の古典」です。
      2021/03/02
    • nejidonさん
      夜型さん♪
      安田登さんは「役に立つ古典」を書かれた方ですね!
      能楽師というお仕事のかたわら、非常に良い本を書かれる方だなぁという印象を持...
      夜型さん♪
      安田登さんは「役に立つ古典」を書かれた方ですね!
      能楽師というお仕事のかたわら、非常に良い本を書かれる方だなぁという印象を持っています。
      嬉しいなぁ、さっそく探してみますね。
      ありがとうございます(*^_^*)
      2021/03/02
  • 脱出ゲームの後半戦。裏切りあり、脅迫あり。自分の勝利のためなら、他者を使ってでも達成する子がいて、かなり人間臭いかも。周りには表面の顔しか見せなくて、裏は…みたいな感じ。その子だけが、特殊だったのかも。
    他の子達は、みんなで協力して脱出しよう!っていう雰囲気で、支えあって補ってる感じが好きでした。主人公のカイルも本読むのが苦手だったけど、この出来事をきっかけに変わっていく姿も面白かったです。仲間達との話し合いもずっと前向きな言葉で励まし、鼓舞し続けていく感じでした。メンバーの子達も最初の感じよりは、ずーっと成長している感じがします。脱出成功のときのコメントを読んだ時に凄く思いました。この子達の先のストーリーも読んでみたくなりました!
    読み終わりは、凄くスッキリ!楽しかったです。

  • 展開は予想どおりだけど、なかなかよかった。
    ヘイリーが好き。
    アケミは雰囲気からしてボーイッシュな見た目だと思うのに、ロングヘアなのよね。かわいいけど。

著者プロフィール

ベストセラー児童文学作家。2013年に出版した『Escape from Mr. Lemoncello's Library』(原題)は、米国児童書の最高峰「アガサ賞・最優秀児童書賞」を受賞した。米国ニューヨーク州ニューヨーク市在住。公式サイト http://www.chrisgrabenstein.com

「2016年 『図書館脱出ゲーム2 図書館オリンピック大作戦!(上)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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