惑星カロン (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041051993

感想・レビュー・書評

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  • 短編集
    表題作に泣く
    唯一の灯火は、メールで書かれた遺書の「あ」は、「ありがとう」以外ない!とクマザワさんが断言した事か?
    子に先立たれるということは
    第三者からみて、他にありえないと思っても
    当事者にとっては、最悪な想定しか出来なくなるという
    もう、どうしようもないほどの喪失でしかない
    絶望の底に突き落とされる状況なのだと・・・

  • チカママかわいい。総銀製の飾り彫りのフルートを廻る運命と50億キロの距離。久々な上に脇が多くて登場人物がちょっと整理できなくなってきた笑。

  • チカの“どんま~い”発言に思わず笑ってしまいました。吹奏楽部員の軽妙な掛け合いが、重い話を程よく緩和してくれているようでした。

  • 表題作のすべてが収束していく感じと、救いの展開にホロリ。
    ところでこの巻、静岡市の観光情報や駿府城エリアの描写がこれまでより細かく書かれていたような。前までもっと曖昧だった気がするんですけど、有名所の紹介だからかしら。

  • 先生の過去が少し垣間見えそうな。
    最近読む小説は、最新の科学技術ネタを取り入れたものが多いな。
    (私の好みの偏りか、、)

  • やっぱり面白い、このシリーズ。
    会話のテンポがすごく好きです。

    話が色々つながってるとこも、またいい。

    出てくる子みんないい子で読んでてほっこりします。

    前のシリーズのこと忘れてるとこがちょこちょこあるので、読み直したいなと思います。

  • ・イントロダクション
    ・チェリーニの祝宴
    ・ヴァルプルギスの夜
    ・理由ありの旧校舎
    ・惑星カロン

  • 途中までは割と軽く読んでたけど、最後の表題作がよかったので星一つ追加。
    これまでの伏線がつながっていくのが気持ちいいし、作品全体に関わる話も出てきた。登場人物の成長、時間の流れも感じられる。

  • 変わらずミステリは秀逸。ただ毎度のハルチカのやり取りには飽きも。
    あらすじ(背表紙より)
    喧噪の文化祭が終わり3年生が引退、残った1、2年生の新体制を迎えた清水南高校吹奏楽部。上級生となった元気少女の穂村チカと残念美少年の上条ハルタに、またまた新たな難題が?チカが試奏する“呪いのフルート”の正体、あやしい人物からメールで届く音楽暗号、旧校舎で起きた密室の“鍵全開事件”、そして神秘の楽曲「惑星カロン」と人間消失の謎…。笑い、せつなさ、謎もますます増量の青春ミステリ、第5弾!

  • 五つの短編だったけど、『チェリーニの祝宴』と『惑星カロン』は話が繋がっていておもしろいけど、最後には少し切なくなってしまった。
    五つの中でも特に印象に残ったのは題名にもなっている『惑星カロン』
    テーマが少し重かったけどそう遠くない未来に実現しそうな話で、その問題点もしっかり捉えていて考えさせられるものがあった。
    チカとハルタも高校二年生になり、「卒業」がどんどん迫って来ている感じがした。
    今回はハルタが少し大人しかったように感じたけれど、チカとの掛け合いはおもしろくて次の巻もすごく楽しみ!

  • 古典部のメンバー同様、チカちゃんとハルタも卒業に近づき、みんな大人になってゆく。

    表題作にもなっている「惑星カロン」がデビュー作を感じられて、初野さんは青春ものよりもこうした作品が上手いんだよねと、久々に「水の時計」が読みたくなってしまった。

  • “ハルチカ”シリーズ最新作、はやくも文庫化!

    喧噪の文化祭が終わり三年生が引退、残った一、二年生の新体制を迎えた清水南高校吹奏楽部。上級生となった元気少女の穂村チカと残念美少年の上条ハルタに、またまた新たな難題が? チカが試奏する“呪いのフルート”の正体、あやしい人物からメールで届く音楽暗号、旧校舎で起きた密室の“鍵全開事件”、そして神秘の楽曲「惑星カロン」と人間消失の謎……。笑い、せつなさ、謎もますます増量の青春ミステリ、第5弾!

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著者プロフィール

1973年静岡県生まれ。法政大学卒業。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。著書に『1/2の騎士』『退出ゲーム』がある。

「2017年 『ハルチカ 初恋ソムリエ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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