- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041055052
感想・レビュー・書評
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不思議な感覚。解説の方も言われている「きれいな文章」と言うのは納得。
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ジョニー・トーカーの作中作は読み返したくない。読者に対してひどい。そんな話を書く河野さんもひどいっちゃひどいか。後半はちょっと前向きになれる話で良かった。
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河野氏の他のいろいろなシリーズにある要素が混ざり合ったような印象の作品です。
彼の魅力はシリーズとして複数本を読み進めるうちにどんどん強くなると思うので、単独作品では少し物足りなかった。 -
ユニクロの服を着た中学生くらいの死神女子が現れて、数日後の死期を告げられたなら……さて自分ならどう動くかなぁ、なんてことにも思いを馳せながら読んだ、死期の近づいた人と、死神との物語。
死を前にした人たちの行動は様々だ。諦観や何かを残したいという気持ちや未練、それらが筆者特有の美しい修飾と描写で、決して悲壮感ばかりではなく紡がれる。
短編形式で書かれた物語は、そして最後にひとつになるが、なるほど、人が残すもの、魂が残すものとは、そこに収斂されるのかもしれない。 -
へ~新刊、と手に取ってみました。
おじいさんと初孫の話が一番好みだったかな。
病院の男の子と、良い人になろう会の会長とおじいさんと…後一人誰だったか… 小説家だった。死神の女の子と魂のリサイクルの話。良い所だけリサイクルするって考えはちょっと面白いかも。
皆良い人なんだけれどもだからこそ人との付き合いに少しずつ悩んでいる。その辺りが良い感じの距離感だなぁと思いました。ファンタジーのようななんとなくふわっとした感じの小説でした。