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- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041056837
作品紹介・あらすじ
かつての栄光を失い、虚栄と退廃の中にある6世紀の東ローマ帝国。生真面目な騎士ベリスが出会ったのは、世の中すべてに退屈する若き書記官プロックスだった――帝国復興をかけた、終わりなき戦乱が幕を開ける!
感想・レビュー・書評
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基本に忠実な戦記物という感じ。キャラの掘り下げがもっとあると魅力が増すと思う。
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知らないことだらけで、なかなか、興味深い。
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ユスティニアヌス帝時代のビザンツ帝国が舞台と知り手に取る。野心と理想を併せ持つユスティニアヌス。類い稀な美貌と怜悧な頭脳を持つテオドラ。愛嬌たっぷりんシア。堅物だが将才は抜群のベリサリウス。何よりも読書が大好きで素直じゃないが頭脳は切れるプロコピウス。敵国ペルシアの野心家ホスロー王子、と魅力的なキャラにことかかず。史実をベースにしながらも、馴染みやすい人物造形とセリフ、最低限な魔法や怪異がストーリーに彩りを添える。「国というのは民あってのものだ。国家の体裁や面子よりも民のことを考えよ」という言葉の重み。ベリサリウスが、同志たちとペルシア戦線から帰ってきて、皇帝となったユスティニアヌスと対面するところで閉じられる物語。どこにも表示がないけど、これは1巻、続きは乞うご期待、か。シリーズ化するとしたら、40年近いユスティニアヌスの治世のどこまでやってくれるのかなあ。
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