- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041057025
感想・レビュー・書評
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面白くない、と言えるほどの知識も想像力もなかった。情景がまったくわからない。あと単純に文章間の飛躍が強くて読みにくいというのもある。一旦断念だなー。また読んでみたい時が来たら読もう。
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ちょっとまだ僕には早かったかもしれない。。というのが率直な感想でした。
タイトル名でもある「伊豆の踊り子」は確かに面白かったのですが、ふーんなるほど。。としか思えなかったのがまだ浅くしか読めていないのかな?と考えたり
そのほかも十分に読めるんですが、途中から目が滑っていく感じ。。
もう少し他の本も読んでみてから、あるいはもう少し歳を取ってから読んでみるとまた他の感想が思い浮かぶのかもしれないので、またトライします。 -
旅の出会いでしか得られない感情を描いている。主人公の心が前に進んだことは嬉しい。
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表題作が読みたくて手に取りました。
娘の瑞々しさ、少年の初々しい恋情が鮮やかで淡い心のゆらぎや情景が目に見えるようでした。
『二十歳』の生き様が壮絶だったのに対して最後の呆気なさに呆然としました。そんな人生の終わり方って…。
『むすめごころ』の純情と友情と愛情の複雑に入り混じった咲子の心情が痛々しく読んでいて辛くなりました。幸せになって欲しい。 -
全体的にとても愛らしい
旅先に携えたい一冊
少女の描写が可憐で美しく
古い映像が流れてくるよう -
実に清々しい。森の囀り、清流のせせらぎ、旅人の足音。 すべての情景が穏やかだった。幼気な踊子との有限な時間...そこに潜む日本の風景美と文化、奥ゆかしい恋慕を丁寧な筆致で描いていた。その後の物語を想像してみる...そこに川端文学の美しさがあるのではないか...
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ちょっと前に初めて読んだ川端作品、『雪国』がすごく良かったので『伊豆の踊り子』も読みたいと思って手に取りました。
が…今回はそこまで夢中になれなかったかな。
「私」も「踊り子」もお互い淡い恋心を抱いているのだろうけど、最後まで距離は縮まらない。
それがこの物語の良さ。
でも何だかモヤモヤするなと 笑
ただ、やはり文章の美しさは随一ですね!
『雪国』の時も思いましたが、生々しい描写がないにも関わらず、そこはかとなくエロスを感じさせるのはさすがだなと。
他の話では『驢馬に乗る妻』『二十歳』が印象的でした。
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『雪国』の時にも薄々感じていたが、先生、はたから見ると大分危うい視点なのでは…?
失礼は重々承知の上での感想だが…
川端先生は、どこか、自覚なく邪心…というか有り体に言ってエロを書くという勝手な印象がある。
(ちなみに、谷崎先生はこれ以上ないほど自覚して書いている印象。それも、書いているうちにどんどんテンションが上がってきている感じがするのだ…)
指摘されたら、「…?」と首をかしげる姿さえ目に浮かびそうで…
勝手に純愛悲恋ものだと勘違いしていた私も悪いのだけれど…