異形のものたち

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 220
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058619

感想・レビュー・書評

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  • 見えているものにも、見えてはいけないものにも、結局何からもとり憑かれているんだなぁ。

  • 2018/2/8(木曜日)

  • 幻想怪奇な物語を6篇収録してある短編集。どの物語も最後にぞわぞわとした恐怖で終わるが、私は中でも「山荘奇譚」の最後が怖くてならない。夜中に読まなくて良かったと心底思った。

  • 嫌だな他に女がいるなんて。家族の大事のときに他の女の扱いがうまくできないのなら、付き合わなければいいのに。妻にバレる、これだけはあってはならない。たとえ、自分が秘密にしておくのが気持ち悪くなっても。それがルールだよね。それができないのなら、手出ししないこっちゃ。
    心に闇を抱えているから異形のものを見るのだろうしな。心を反映させているのだよ、きっと。

  • 「異形のものたち」というタイトル、帯の幻想怪奇小説集というフレーズに惹かれて購入しました。
    もともと幻想小説を好んで読んでいるため、6篇にそれぞれどんな「異形」が隠されているのか、かなり期待して読みました。
    しかし、「異形」はほぼ6篇全て人の霊的なものに限られており、主人公の境遇や舞台も似通っていたため、期待した未知なる感覚を得る事はできませんでした。
    また、ほぼ全てに不倫や浮気、離婚が関わっており、読み進むうちに、またか…またこのパターンか…といった意識がちらつき、少々興がさめる時がありました。

    そうした先入観なしに読めば、文章は非常に読みやすく、スムーズに楽しめたと思います。
    個人的には最後の「緋色の窓」が好きです。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小池真理子の作品

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