機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST (3) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041059883

作品紹介・あらすじ

タガナスとトレスの娘を人質に取り、連邦軍人として暗躍するフォント。そして、その傍らには“幽霊の花嫁”(コープスブライド)と呼ばれるベルナデッドの姿もあった。アッシュはフォントの真意を探ろうとするが…。

感想・レビュー・書評

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  • 長谷川裕一漫画、矢立肇、富野由悠季原作、宮崎真一デザイン協力『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST 3』(KADOKAWA 2017年)はフォントの真意が語られる。フォントは人質を取るような卑怯な手段をとり、闇落ちしたように思われた。

    フォントは三国志の諸葛孔明の天下三分の計を目指していた。公務員的な机上の効率性では地球連邦のような統一政府になるが、現実性がない。そのために三大勢力で勢力均衡を目指す。これは連邦という仕組みの欺瞞を明確に指摘している。

    しかし、地球連邦は三大勢力の一つになる資格もないだろう。地球連邦が残ると、そのイデオロギーから統一を目指そうとし、紛争の火種になる。冷戦終結でソビエト連邦が解体したように地球連邦も解体しなければ平和にならないだろう。

    しかも、フォントが組もうとしている地球連邦軍人は傭兵を殺害しようとしたり、人身売買の対象を殺害すると脅したりするような卑怯者である。フォントの計画のパートナーになる資格があるか疑問である。自分の思惑を話した上で協力する姿勢は公正であるが、地球連邦軍人に打ち明けるよりもアッシュに打ち明けるべきだろう。

  • リアルガンダム三国伝…?

    これまで一種の気楽さもあるノリで本当どうなるかわからなかった本作ですが、ようやく方向性が見えてきたのかなぁ。
    ガンダムという「正史」がある関係上、あまり世界全体をどーこーするというのはやりづらかったろうけど本作については同時系列に「正史」が存在しないので自由にやれるのかも。

  • これはつまり…フォントが黒幕のスタンスって事になるのでは…?

    ちょっと存在感あり過ぎてどうしましょうかねぇ、この旧主人公w
    嫁達を含めて面白過ぎるw

    あと、キュクロープス側の機体。
    設定はよくできてると思うけど…機体名はどうにかならんのかい(苦笑

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著者プロフィール

まんが家。1961 年4 月25日千葉県生まれ。千葉東高校卒。松田一輝氏に師事し、83年「魔夏の戦士」でデビュー後、『マップス』シリーズ、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズなどで一躍人気作家に。95年にはNHK出版から、NHKオリジナルアニメとの初メディアミックス作品『飛べ!イサミ』を毎月1冊描き下ろし、当初10巻予定が、好評につき特別編(メモリアル)や続編(ダッシュ)も上梓、シリーズ14巻の累計発行部数は100万部を超える。98年~2005年に本シリーズ全3冊刊行。00年の『もっとすごい科学で守ります!』は第32回星雲賞ノンフィクション部門を受賞。また、当時の人気番組「TVチャンピオン〈悪役怪獣・怪人王〉」で優勝した。ほかの作品に『轟世剣ダイ・ソード』『無限惑星サヴァイブ』『鉄人28号 皇帝の紋章』など多数。『クロスボーン・ガンダム』(「鋼鉄の7人」「グランサー」「ゴースト「DUST」「X-11』…)は累計300万部を超えるメガヒットシリーズ。『クロノアイズ』では第34回星雲賞コミック部門受賞、別ジャンルでの2度の星雲賞受賞は貴重な記録。現在も月刊誌2誌に連載を持ち活躍中。

「2023年 『グレート合体愛蔵版 すごい科学で守ります!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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